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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第142話
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、シェリア達は必ず結婚式までには”ラント”に帰れるはずだよ。」
ソフィは目を丸くしてシェリアとヒューバートを見つめた後、シェリアに近づいて慰めの言葉をかけた。

「ソフィ…………フフ、ありがとう。」
「僕達の時代よりも遥かに未来の時代に生き続けているソフィが言うと信憑性もありますね。」
ソフィに言葉をかけられて我に返ったシェリアは微笑み、ヒューバートは苦笑していた。
「それにしても未来のソフィかぁ…………こうして目の前にしていても、全然そんな風には見えないわよね。どこからどう見ても私達の時代のソフィにしか見えないわ。」
「ふふっ、私にとってはシェリアにこうされるのも本当に久しぶりで、”みんなが生きていたあの頃”に戻ったみたいだよ…………」
シェリアは苦笑しながらソフィの頭を優しく撫で、頭を撫でられたソフィは嬉しそうな表情を浮かべてシェリアに抱きついた。
「ソフィ…………」
「…………そういえばソフィ。結婚式の件で気になる事がでてきたのだが…………未来ではヒューバートの結婚相手は誰なのかな?」
ソフィが口にした言葉の重みにヒューバートが辛そうな表情を浮かべてソフィを見つめている中、重苦しくなりかけた空気を変える為にリチャードは悪戯めいた笑みを浮かべてある事をソフィに訊ねた。

「へ、へへへへへへ、陛下!?突然何を!?」
リチャードの問いかけを聞いたヒューバートは顔を赤らめて慌て始め
「あっ!それは私も知りたいわ!ねえねえ、ソフィ。ヒューバートとパスカルの恋の行方はどうなっているのかしら♪それとリチャード陛下やマリク教官も!」
「おや、私やマリクにまで飛び火するとは予想外だったな。」
「シェリア!?結婚以前に僕とパスカルさんはまだそんな関係じゃ…………!?」
「へえ、”まだ”なんだ。」
「クスクス、リチャードお兄さん達の話とヒューバートお兄さんの様子からして”恋のキューピッド”も兼ねているレンは今はヒューバートお兄さんの片想いと見たわ♪」
「チッ、既に売約済みか。あの年で”中佐”であることからして将来有望だから、キープしておきたいと思っていたんだけどな。」
「そもそも、世界も違うのに、世界が違う上流階級や富豪にそんな態度を取っているアニスの考えは、理解できません。」
興味津々な様子でソフィに聞くシェリアの様子にリチャードは苦笑し、ヒューバートが慌てている中、その様子を見守っていたフィーは口元に笑みを浮かべ、レンはからかいの表情を浮かべ、アニスは舌打ちをした後若干残念そうな表情をし、アニスの言葉や態度にアリエッタは呆れていた。

「えっと、まずはヒューバートとパスカルが結婚したかどうかを知りたいんだよね?えっとね、実はアスベルとシェリアの結婚式でシェリアが投げたブーケを受け取ったのは…………」
「わ―――――
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