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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十八話
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うん…悪い気は、しない。

返事は二年後。

なら考えるのは、あとでいい。

今は、取り敢えず…。

「んむっ!?」

不意打ちのキスの仕返しは、大人のキス。

唇を、はなす。

「待ってる。お前が帰ってきたその時、どう返すかは、俺もわからない。
でも、どんな関係であれ、お前と居るのは楽しいと思う」

「私もよ」

クスリと笑う。

「じゃぁ、行くわ」

「ああ。いってらっしゃい」

「行ってきます」

鈴とシャオシンが、改札を通って、見えなくなった。

「…………………ふぅ」

「なぁ一夏。俺はお前と鈴のいちゃつきを見せつけられたんだがそこら辺どう思う?」

「ごめん今そんな余裕無い」

鈴が俺を好き……うーん……。

嬉しい。めっちゃ嬉しい。

でも俺だよ? 所謂男の娘だよ?

そこでチョン、と肩を叩かれた。

振り返るとハオさんが笑顔でサムズアップしてた。

で、いきなり振り返って、帰って行った。

「えぇー……」

トントン、とまたしても肩を叩かれる。

「一夏、二年後を待つまでもなくさっきのは返事だったと思うぞ」

「いうなよ…おまえ…」

「しかしこのタイミングか。去年の夏から鈴にハッパかけてはいたんだがなぁ…」

「何してんのお前!?」

お前俺の彼女だろ!? 俺に告る後押しとか訳わかんねぇ!?

「むしろ私は鈴となら竿しま「言わせるかボケぇ!?」

唐突に何を口走っとるんだお前!?

「そもお前は既に姉さん、千冬さん、橙、稲荷、オータムを抱いてるし円香、エレン、リムから好意を向けられている。
そもそもの始まりからして、私は所謂二号だ。
これといって、気にならんよ」

「あー…うん…。なんかごめん…」

箒の恋愛感が歪なのって俺のせいなんだろうなぁ…。

「よし、では帰るとしよう」

箒にヒョイと抱かれた。

「恥ずかしいんだけど」

「ならこうしよう」

箒の肩に乗せられた。

強制肩車だ。

それも魔法で慣性制御とかしながら。

「一夏、似合ってるぜ」

「黙れ鉄砲玉」











明日は三月二十五日。

傷物達の物語が始まる日。
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