第三章
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「全員を救ってもな」
「邪霊に操られた幻術師がそのままやと」
どうしてもというのだ。
「すぐに元に戻される」
「そやからな」
「ここはな」
「まずはな」
何といってもというのだ。
「邪霊倒そうな」
「ほなな」
二人でこうした話をしてだった、そのうえで。
張は曹と共にだった、二人で街を進んでいった。途中の豚やカタツムリ達はまずは無視した。彼等はよく見れば二人に助けて欲しいという態度だったが。
今は放置するしかなくだ、今はだった。
幻術師の屋敷に向かった、そして屋敷に入るとだった。
すぐにスペクターやゴースト、レブナントにファントムといったアンデットの中でも霊魂のみのモンスター達が出て来たが。
二人はそのモンスター達を倒しつつ話をした。
「これ位はな」
「何でもないな」
「そや」
「そやからな」
「さっさと行って」
そしてというのだ。
「幻術師から邪霊を取り離して」
「それからな」
「邪霊を倒して」
「街を救おうな」
「そうしよな」
二人で話してだ、中国の贅が感じられる屋敷の中を進んでいった。するとだった。
屋敷の奥に一人の男が主の座に座っていた、その男を見てだった。張は曹に対して落ち着いた声で言った。
「ああ、これはな」
「僕にもわかったわ」
曹もスケルトンのその男を見て言った。
「完全にな」
「憑かれてるわ」
「そやな」
「そやったらな」
「ここはな」
まさにと言うのだった。
「頼むわ」
「ああ、エクソシストの専門や」
「悪霊とか邪霊を祓うのはな」
「悪霊と邪霊の違いはな」
それはというのだ。
「あまりない」
「同じ様なもんやな」
「それでや」
だからだというのだ。
「ここはな」
「何としてもやな」
「そや、ここはや」
まさにというのだ。
「あの人の邪霊祓うで」
「ほな頼むで」
「そこからや」
張は言いつつだ、そのうえでだった。
早速自身の力を使った、彼が最も得意とする霊の祓いをだ。すると主の座にる男の身体の上にだった。
禍々しい歪んだホビットの霊が出て来た。張はその男の霊を見て言った。
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