外伝〜鉄機隊、再び〜
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官”って………」
「つーか、”最低限の賃金”って言っていたが、そこのポンコツ剣士の給料はシュバルツァー達よりも安月給なのかよ?」
「誰がポンコツ剣士ですか、この金茶頭!」
リィンとセレーネの説明を聞いたユウナはジト目でデュバリィを見つめ、アッシュの問いかけにデュバリィは顔に青筋を立てて反論した。
「アハハ…………詳細な金額は教えられませんが、第U分校に派遣している間のデュバリィさん達が受け取る給与の金額はメンフィル帝国の新人の兵士の方々と同じとの事ですわ。」
「勿論給与を支払っているのはメンフィル帝国であって、エレボニア帝国は一銭も彼女達に給与を支払う必要はないとの事だから、第U分校にとっては彼女達は”無償奉仕”という償い方で教官を務めてくれているんだ。」
「なるほど…………―――そういえば、先程”神速”―――いえ、デュバリィ教官が担当する科目の内の一つで”実戦技術・応用”という科目がありましたが、それは一体どういう内容なのですか?」
「デュバリィ教官は新しく追加される事になった科目と仰っていましたが、ランドロス教官が担当する実戦技術とは別の科目なのでしょうか?」
セレーネとリィンの説明を聞いたクルトとアルティナは新たな疑問を訊ねた。
「ああ…………――”実戦技術・応用”とは今までのカリキュラムで培った経験を活かして結社や猟兵のような”裏”に属する勢力との実戦を想定し、対策する授業だ。」
「今までの特別演習で私達や”道化師”達との戦いで経験した貴方達ならわかるでしょうが、”裏”の勢力は正々堂々とした戦いをせず、時には卑劣と思うような手段をとってまで、”目的”を果します。奇襲や夜襲は当然ですが、人質や脅迫と言った私達”鉄機隊”は絶対に手段として使わない”外道”な手段を取りますわ。その内容や対策を貴方達に教え、更には”執行者”のような”裏”に属するエージェントの戦い方を実戦で教えるのが私達の役目ですわ。」
「確かに警察学校でもそういった犯罪者の心理や行動とかも習っていたわね…………――って、”私達”?そういえば、さっきから気になっていたけど、貴女がZ組(あたし達)の副担任として派遣されたって事は他の二人も…………」
リィンとデュバリィの説明を聞いて納得した様子で呟いたユウナはある事に気づき、デュバリィに視線を向け
「ええ、アイネスは[組に、エンネアは\組に、それぞれ副担任として派遣されて、私と共に貴女達に実戦技術・応用を教え、座学もそれぞれ政治経済、医学と今まで掛け持ちで担当していたハーシェルの担当科目を引き継いで、ハーシェルの負担を軽くする事になっていますわ。」
ユウナの疑問にデュバリィは静かな表情で答えた。
〜戦術科[組〜
「―――そういう訳で私は戦術科[
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