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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜鉄機隊、再び〜
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ュバリィを指刺して声を上げ、デュバリィは顔に青筋をたてて口元をピクピクさせ、デュバリィの様子を見たセレーネはデュバリィを宥めながら自己紹介を促した。
「コホン、失礼しましたわ。―――改めて自己紹介を致しますわ。この(たび)、トールズ第U分校の新たな臨時教官としてメンフィル帝国より派遣され、特務科Z組の副担任を務める事になったデュバリィですわ。担当する科目は座学は文学、それと新たに追加された科目である実戦技術・応用を担当しますわ。この私直々から指導を受けられる事、ありがたく思いやがりなさい!」
自己紹介をした後最後に自慢げに胸を張って答えたデュバリィの自己紹介の仕方にリィンとセレーネは冷や汗をかき
「あ、ありがたく思いやがりなさいって…………それ以前に何でアンタが第U分校の教官―――それも、Z組(あたし達)の副担任として赴任できるのよ!?元結社の一味としてエレボニアで悪さをしまくって、最後はメンフィル帝国に投降してメンフィル帝国の捕虜になったアンタが!」

「アルティナとゲルドはあまり驚いていない様子だったが…………もしかして、メンフィル帝国から前もって知らされていたのか?」

「ええ、まあ。…………最も、彼女がわたし達の副担任になる事までは知らされていませんでしたが。」

「リアンヌ分校長達からデュバリィさん達の赴任は第U分校に混乱が起こらないように、当日まで秘密にして欲しいって言い含められていたから、今まで黙っていてごめんね?」
ユウナはジト目で呟いた後疲れた表情でデュバリィに指摘し、クルトに訊ねられたアルティナは静かな表情で答えた後ジト目でデュバリィを見つめ、ゲルドは苦笑しながら答えた。
「クスクス、なるほど。ゲルドさんが以前仰っていた”予知能力”で視えた私達が近い内彼女達とまた再会する事になる未来はこの事だったのですね♪」

「そ、そういえばそんな事を言っていたわね…………―――リィン教官、セレーネ教官?メンフィル帝国は何を考えて、捕虜として扱っていた人物を教官として派遣させるなんて普通に考えたら無茶苦茶な事をするなんて、一体どういう事なんですか?」
微笑みながら答えたミュゼの指摘に海上要塞での激闘の後デュバリィ達と別れ際に答えたゲルドの予言を思い出したユウナはジト目でリィンとセレーネに追及した。
「ハハ、リウイ陛下も仰っていたじゃないか。デュバリィさん達”鉄機隊”による罪の償い方はユウナ達の目でもわかる方法にするって。」

「そしてその方法が最低限の賃金で結社時代に培った経験を活かして、まだまだ伸びしろがある皆さんを鍛え上げる事をデュバリィさん達”鉄機隊”の罪の償い方と決めた陛下達がデュバリィさん達の派遣を決めたとの事ですわ。」

「いや、確かにそんな事を言っていたけど、よりにもよってあたし達の”教
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