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ある晴れた日に
196部分:さくらんぼの二重唱その十四
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うんざりした顔で明日夢の方を見た。
「カクテルに納豆なんてはじめて見たけれど」
「で、そういったものが全部ベイスターズが負けた時に出て来たんだね」
「そういうこと」
 咲は桐生の問いに答えた。
「酷いでしょ、少年って」
「その時の気分で作ってるのよ」
 その作って出している張本人の言葉だ。悪びれている様子は全くない。
「あのメニューはね」
「それでそこまで酷い組み合わせになるのかしら」
 千佳にとってはその辺りが謎だった。
「狙っててもそこまで的確にはできないと思うけれど」
「勝ってる時は別だけれどね」
 奈々瀬が述べた。
「その時は凄くいいのが出て来るのよ」
「そうなの」
「日本酒に塩辛とか」
 実にいい組み合わせの一つである。
「ビールに枝豆とかね」
「飼ってる時はなのね」
「そういうこと」
 奈々瀬はまた千佳に答えた。
「勝ってる時限定だけれど」
「けれどよ」
 野本がここでその奈々瀬達に対して言ってきた。

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