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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
全能なる神
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はずも無く、自身の必殺の一撃を叩き込んだ。

「サンジ!」

 ルフィの準備が整ったことを理解したサンジは即座にその場から離脱し、後始末をルフィに任せた。
 
「ゴムゴムの……」
「馬鹿め!その距離からの攻撃を避けられないわけが……」

 体中から蒸気を発したルフィがサトリへと掌をかざす。
 サトリは蹴られた痛みに呻きながらも、ルフィを嘲笑う。
 
 サトリは遠距離からの攻撃など脅威ではないと判断してしまった。
 遠距離からの攻撃など回避することなど容易だとサトリはまたしても慢心してしまった。
 近距離からの攻撃はいとも簡単に心綱(マントラ)で避けることが出来たのだ。
 故に、この距離など問題無いと無防備にも、彼に回避行動を選択させなかった。

「"(ピストル)"!!」
「アイ"イ"イ"!?」 

 顔面にルフィの拳が炸裂し、サトリはピンポン玉の様に何度もバウンドしながら吹き飛ぶ。
 だが、ルフィは容赦しない。
 確実に次の一撃でサトリを潰すべく、両手を背後へと勢い良く伸ばした。

「ま、待て!俺達"神官"に裁かれない罪は"第一級犯罪"に値するんだぞ!それは全能なる"(ゴッド)・エネル"への反逆に……ッ!」
「知るか!!」

 だが、ルフィにとってそんな些細なことなど関係ない。
 痛みと蓄積したダメージで身動きが上手く取れないサトリへと肉薄した。
 一息にサトリへと肉薄し、全力の一撃をお見舞いする。

「ゴムゴムの……」



「"バズーカァ"!!!」
「アイ"エ"エ"エ"!?」

 爆発的な身体能力を上乗せしたバズーガがサトリの腹へと炸裂する。
 肥えた腹が凹み、サトリは血の放物線を描き、大木へと激突した。

 サトリは許容量を超えたダメージを受け、血反吐を吐き、倒れ伏す。
 焦点が定まらず、身体を痙攣させながらサトリは無様に地を這いつくばった。
 その様子がルフィの新たな技のダメージの強大さを物語っている。

 サトリは動かない。
 今度こそ迷いの森の神官は沈黙し、ルフィ達は勝利を収めた。

「おー、凄い威力だな」
「疲れたぁ……」

 湯気が収まり、ルフィは脱力する。
 爆発的な身体力の上昇の代償にルフィは力なく倒れ込んだ。

「それにしてもあの技は一体何なんだ、ルフィ?」
「まだ技名は決めてねェんだけどよ、凄ェ威力なんだぜ」 

 息を荒げながらも、ルフィは満面の笑みを浮かべる。
 
「アキトとの闘いで偶然発見したんだ」
「成程ねェ」

 興味なさげに返事をしながらもサンジはルフィの新技の威力に感嘆する。
 戦闘力の上昇も然ることながら、身体能力・攻撃と移動速度の全てが急激に上昇していた。

「俺もうかうかしてら
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