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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十四話
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さぁ、手を出して」

ラウラにイナバを抱かせる。

そして、マスター権限をラウラに移譲。

「これでイナバはお前のファミリアだ。マスターが始めから気功を使えるラウラなら、イナバも恐らくは直ぐに人化できるようになるだろう」

「きゅー」

とイナバが鳴く。

「あ、就業中はゲオルグ准将に預けとこうな」

「うむ。わかったぞ兄様」

ラウラがイナバを准将に渡す。

「…かたい」

「一月もすればもふもふになるので我慢してください准将」

「うむ…」

少し不満げな准将。

姉さんとラウラと部屋を出る。

「姉さん、ラウラ」

「どうした?」

「そろそろ発とうと思う」

「………………………そうか」

長い沈黙だった。

「ISテロで各国の防衛網が強化されてる。空路は難しいから、海路で行こうと思う」

「わかった」

姉さんが膝をついた。

「夏には、ラウラを連れて日本にいく」

「うん」

「最後にキスしてくれ」

姉さんと唇を重ねる。

舌を絡める。

温もりを共有する。

唇を離した。

姉さんが立ち上がる。

「一夏、ラウラにもやってやれ」

「はぁ?」

なに言ってんの?

「もちろん唇だぞ。舌も捩じ込んでやれ」

「頭沸いてるの?」

「ほら! いいから!」

ラウラの方を向かされた。

コテン、と首をかしげている。

「あー…ラウラ。嫌なら突き飛ばせ」

ラウラを抱き寄せ、唇を奪う。

箒や姉さんに対して行う物とは違う、労るようなキス。

ゆっくり5hitくらいした。

「に、兄様!な、なんだ今のは!?」

「まぁ…。続きは姉さんにきいてくれ…」

ラウラを手で制す。

「じゃぁね、二人とも」

窓から出て、飛行術式と光学迷彩術式を起動する。

「さらば愛しのドイツ……。ってね」

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