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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十四話
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ルギ、大和出ます」

「カガミ、武蔵出ます」

「マガタマ、信濃行きます」

皇居城壁一部から三機のISが射出された。

テロリストのラファールに三条の光が伸びる。

曳光弾の光だ。

ラファールのハイパーセンサーが三機を捉える。

「日本軍か!?」

『目的は達した。撤退せよ』

量子通信で告げられた命令通り、ラファールが逃走を開始する。

「こちらツルギ。追いますか?」

IS大和を駆るパイロットが司令部に尋ねる。

『大和及び信濃は追撃、可能ならば捕縛せよ。武蔵は0エリアで後続の敵機に備えよ』

「「「了解!」」」

近距離型の大和と長距離型の信濃がラファールを追い、中距離型の武蔵が戦闘態勢で待機する。

「マガタマ、先行する。援護しろ」

「了解、隊長」

大和が全スラスターを後方へ向け、ラファールに突っ込む。

その手に握った薙刀を前方へ向け、一本の矢と化す。

「カミカゼアタック!?」

ラファールが大和にマシンガンを向けるが、シールドに阻まれ、弾は通らない。

「でぇぇぇりゃああああぁぁぁっっっ!!!」

薙刀の鋒がラファールのシールドに触れる寸前、大和のシールドが消えた。

否、鋒に集束した。

その一撃は軍用出力のラファールのシールドエネルギーを削り取り、絶対防御を発動させた。

「敵機の絶対防御発動を確認。これより捕縛する」


















side in

「なるほど? 俺らがズコバコやってる間にそんな事がねぇ…」

朝起きるとカンファレンスから緊急通達が来ていた。

即座に管理者権限でコアにアクセスし、各機のプロパティを閲覧し、ワイヤーフレーム化。

それをホログラム映像で閲覧。

ネットに繋ぐとテロリストの犯行声明が出されていた。

『我々は朝鮮民主主義人民共和国再独立軍!
我々は亡き祖国のため! 亡き閣下のため!正義の名の下に立ち上がった!』

Re:independent Democratic People's Republic of Korea force.

略称はR:DPPK。

動画サイトを閉じる。

この後の演説の内容なんぞ聞く意味も無い。

ふーむ…。とりあえずR:DPPKがこちらに直接危害を加えない限り放置でいいか…。

「んぅぅ……」

隣から艶かしい声がした。

「姉さん、もう朝だよ。起きて」

姉さんの体を揺り動かす。

「30秒まってくれ…」

姉さんが仰向けのまま、全身の気の巡りを加速させる。

そしてきっかり30秒後、姉さんが体を起こした。

「んー………ん?」


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