第四十五幕:思い出は七色の虹へ
[22/22]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
とっても楽しい1日でした☆」
時崎「ああ!」
七夏「柚樹さん☆ 明日、ここちゃーと笹夜先輩に電話してみよかなって思って」
時崎「え!? でも、天美さんも高月さんも、明日は用事があるって話してなかった?」
七夏「はい。でもなんとか柚樹さんをお見送りする時間が出来ないか、もう一度訊いてみようと思ったのですけど・・・柚樹さん、いいですか?」
時崎「ありがとう。七夏ちゃん。でも、二人が無理だったら、俺は構わないから」
七夏「はい。では、おやすみなさいです☆」
時崎「おやすみ! 七夏ちゃん!」
七夏ちゃんが、そっと扉を閉めてくれたあと、今の「おやすみ」が一旦は言い納めになるのかと思うと、少し切なくなった。でも、本来の予定ならもっと早かったはず、今日まで一緒に過ごせた事に改めて感謝しつつ、明日も楽しく過ごせように意識を切り替えた。
時崎「明日、この街を発つのか・・・」
本当なら「自分の住む街に帰る」という言い方になるのだろうけど、これはもう意識とは別に心が「この街を自分の帰る場所」のように思っているからなのかも知れない。俺は、いつかこの街に帰ってくるという決意を固め始めるのだった。
第四十五幕 完
−−−−−−−−−−
次回予告
最初から分かっていた事だ。出逢いの先に別れがあるという事は・・・
次回、翠碧色の虹、終幕
「虹が晴れる時」
別れは終りではない。お互いの心が惹かれあっていれば、再び自然と出逢えるはずだ!
虹が晴れても、この想いは残る! 見えないからこそ、より強く!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ