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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第106話:Repliforth Base
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ゼロに向かってペガシオンのエネルギー体の分身が高速で迫る。

「三日月斬!!!」

ペガシオンの放った分身をゼロは衝撃波を纏わせた回転斬りで斬り裂いた。

「滅閃光!!」

広範囲に向けてエネルギー弾が炸裂する滅閃光には流石のペガシオンも対応仕切れずに直撃を受けた。

「グオオオオオ!!!」

しかし、シグマウィルスの破壊衝動と痛覚が喪失したペガシオンには滅閃光すら有効打にならず、咆哮しながらゼロに突進するペガシオン。

「電刃!!」

セイバーにトライサンダーを纏わせて跳躍することで突進を回避するのと同時にセイバーによる斬撃と下に落ちるトライサンダーで攻撃する。

しかしそれでもペガシオンは怯む様子を見せない。

「ウィングスパイラル…」

凄まじい竜巻がゼロを襲う。

「チッ!!空円舞!!」

ゼロは咄嗟にダブルジャンプの空円舞を使うことで回避する。

しかし、所詮擬似的な飛行では完全な飛行能力を持つペガシオンには敵わない。

ペガシオンは猛烈な勢いでゼロに強烈なアッパーカットを喰らわせる。

「がはっ!!」

「カーネルトジェネラル様ノ仇メ!!」

「ぐっ!!」

ペガシオンの凄まじい連撃を受けるゼロ。

激しくゼロの全身に叩き付けられるペガシオンの拳。

最早、避ける事も受ける事も敵わず、ただ打ち据えられるよりゼロには術が無かった。

床に倒れ伏し、全く動かなくなったゼロを見るとペガシオンは、もはや彼に興味を失ったようにその場から去ろうとする。

「ぐっ、逃がすか…!!こいつを喰らえ、バグホール!!」

去ろうとするペガシオンを睨むとバスターからビートブートの特殊武器を発射し、ペガシオンの動きが鈍る。

かつてのレプリフォース大戦のエックスとフクロウルの戦闘記録を見たゼロはペガシオンにもバグホールは通用するのではないかと思ってやってみたが正解だった。

バスターショットはラーニングシステムとのリンクは出来ていたようでバグホールは正常に作動している。

その隙にセイバーからロッドを発現させると、勢い良くチェーンを伸ばしてペガシオンの翼を貫く。

「グッ!!?」

翼をやられたことと、バグホールの引力で体勢を崩すペガシオンの腕にロッドのチェーンを巻き付ける。

「はあああああっ!!」

ゼロはそのままチェーンを引っ張り、勢いよくペガシオンを甲板の床に叩きつける。

凄まじい勢いで床に叩き付けられたペガシオンは全身に裂傷が入り、全身から火花が出ていた。

「…ハンターベース。聞こえるか?」

『ゼロ?』

「ハンターベースに転送を頼む…ペガシオンも一緒にな」

ハンターベースに行けば、ライフセーバーが新た
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