161部分:共に生きその十一
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これは全く以ってその通りである。巨人は負けてこそ日本国民を心から喜ばせ元気を与える存在なのだ。言うならば悪である。無様に負けるべき悪である。だからこそあえてこう言われるのである。巨人には無様な負けがよく似合うと。まさにその通りである。
「けれど阪神オタクはな」
「最高っていうんだね」
「勝っても負けてもな」
正道はまたこのことを言う。
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