暁 〜小説投稿サイト〜
ある晴れた日に
156部分:共に生きその六
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
強い分だけね」
「ああ、じゃあぴったり」
「本当に」
「他にも意休の子分でくわんぺら門兵衛とか朝顔千兵衛なんてのもいるけれど」
 この二人の名前には皆すぐに顔を顰めさせてきた。
「何だその名前」
「ふざけてるの?」
「こういう名前も歌舞伎には多いから」
 また歌舞伎について述べて答える竹山だった。
「特に考えることないよ。格好も凄いし」
「そうなのかよ」
「そんな役なの」
「うん。まあこれは噛ませ犬みたいな大した役じゃないけれど」
「だったら坪本と佐々だな」
「そうね」
 この役もすぐに決まったのだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ