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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十話
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ラウラのご機嫌が急降下だ。
『ますたーのせいでしょ』
目の前で不機嫌そうに昼食を取っているラウラ。
あの後拳銃だけでなくアサルトライフルやスナイパーライフルでもやった。
姉さんに言われたとおり全力で折りにかかったら拗ねられた。
拗ねてるラウラも可愛いけどな。
俺とラウラを遠巻きに眺める軍人達。
姉さんとか面白そうに見ている。
姉さんにとっては、弟妹喧嘩なのかもな、これ。
「さて、午後からもやるかい? ラウラ少尉殿」
「っ?」
ラウラからフォークを投げられる。
「あぶねーな…」
人が投擲した物程度なら余裕で取れる。
フォークはラウラのパンに投げて返す。
遮音フィールド展開。
認識阻害術式展開。
ラウラには腹の内を吐き出してもらおうか。
精神干渉系系統外魔法アンチェイニング展開。
この魔法は、相手の判断能力を落とす魔法。
自白剤のようなものだ。
「なぁ、妹よ」
「黙れ」
「俺が姉さんの弟であることがそんなに気にくわないか」
ラウラがいっそう強く俺を睨み付ける。
「それとも、姉さんが女として俺を愛しているのが気にくわないか」
「黙れ!」
ラウラが身をのりだし、俺の首に両手をかけた。
話そうとしても声が出ない。
なら声を出さなくてもいい。
「姉さんに弱い所があるのは嫌か」
喉を使わず、魔法で空気を震わせる。
「姉さんは完全無欠なんかじゃない。姉さんも人間だ。弱みの一つや二つ、あって当然だ」
ギリギリと首を絞める力が強くなる。
「お前のそれは、ただの幻想だ」
ラウラの体の中で急速に気が練り上がる。
感情に任せて、気の巡りを加速させている。
ゴキリ、と首から嫌な音がして、ラウラが手を離した。
「この程度ではお前の兄は死なんぞ」
首を再生する。
「化物め!」
フォークで眼球を貫かれ脳を抉られた。
「なかなかバイオレンスだな」
それからの数分、俺はラウラに殺され続けた。
心臓を刺され、首をはねられ…。
今はマウントポジションで何度も胸を刺している。
「はぁ…はぁ…はぁ…!」
「気は、済んだか?」
ラウラの壊した物を再生する。
「何故だ…なぜ死なない!」
「俺が吸血鬼だから」
また、眼球を貫かれた。
「これは本当さ。姉さんも知っている」
さて…と。
「続きは、姉さんに聞くといい。きっと教えてくれるだろう」
必殺丸投げ!
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