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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百八十話
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えーと…………。
姉さんの方を見るとにこやかに手を振っている。
つまり黙認だ。
クラリスの方を見る。
あ、こっちも手ぇ振ってるわ。
「いいよ。で何で戦う? 格闘? それともEOC?」
「ほう? 大口を叩くではないか貴様。こい」
ラウラが指で挑発する。
ふむ、これはアレか。
早々と折った方がいいやつか。
『ますたーの好きにすればー?』
じゃぁ、そうさせてもらおうか。
「ラウラ。眼帯、外せよ」
一度、目元を手でおおう。
パレード、解除。
手を離し、眼を顕す。
「貴様! それは…!?」
「おっと勘違いするな。これはヴォーダン・オージェではない。
ヴォーダン・オージェはただの金色だろう?」
さっき挑発されたし、仕返してみようか。
「ほら、よく見ろよ」
ドンッ! と土煙が上がる。
縮地法……気功強化した脚力での擬似瞬間移動(体育祭で箒がやってたやつ)で一瞬でラウラとの距離を詰める。
もう少しでキスできるんじゃねーかってくらい接近して瞳の電子基盤模様を見せつける。
ラウラは驚いてバックステップで後退した。
「な? ヴォーダン・オージェみたいな不完全な物とは違うんだよ」
ラウラも眼帯を外した。
その黄金の瞳は仄かに淡く光を放っている。
「っ!?」
ラウラが僅かに驚いた様子を見せた。
きっと視界に驚いているのだろう。
俺の血は馴染んだようだ。
敵に塩を、ならぬ敵に血をって所か。
「そら、来いよウサギちゃん」
ラウラが俺の手を掴もうとしてきたのを払う。
そして勢いがついたラウラを投げる。
「本気でこねぇと化け猫に食われるぞウサギちゃん」
その後の組み手は、拮抗していた……ように見えていただろう。
ラウラの攻めを危なげに避け続ける俺という構図だ。
だが、姉さんやクラリス、そして誰よりもラウラ自身はそうではないとわかっただろう。
『危なげに』つまり、『紙一重で』ということだ。
やー、ぶっちゃけラウラを殴りたくないんだよね。
冗談抜きで、ラウラは俺達の妹も同然なんだからさ。
ただし投げ技は多用する。
それも下じゃなくて横か斜め上に投げる。
ちゃんと空中での姿勢制御とか受け身とかできるみたいだしな。
ラウラの渾身の右ストレートをパフォーマンス的に左の小指で受け止める。
「そこまで」
最終的には姉さんが止めた。
『ますたー、途中調子乗ったでしょ』
さーせん。
やー、ラウラの悔しそうな顔可愛いわぁ。
あの今にも泣きそうなかおがね。
可愛いよね。
『ますたーってSなの? M
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