暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第95話:Panic
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いけないなーって」
「「?」」
「私とエイリアはね、エックスとお付き合いすることにしたの」
ルインはゼロとアイリスに自分達の仲を教える。
「ええーーーっ!!?」
まさかの複数でのお付き合いにアイリスは驚き、ゼロは一瞬目を見開いたものの、すぐに頷いた。
「そうか、良かったな」
「……何も言わないのか?」
「そう言う法が出来たのは知っている。それにエックスを支えるにしてもルインだけではな」
「ちょっと何それ?」
まるで自分がエックスに相応しくないと言われたようでブスッとなるルイン。
「勘違いするな、ルインも確かにエックスの支えになる。ルインはエックスと同じ視点でエックスの状況を見ることが出来るが、エイリアのような冷静さがない。エイリアのように冷静さと別の視点でエックスの状況を見て支える存在がいると言うのも重要になる。俺としても安心出来るしな」
「な、成る程」
ゼロの説明にルインは頷いた。
そしてゼロの隣にいるアイリスを見てゼロに尋ねる。
「そう言えばゼロ、沢山の女の子に近寄られてるらしいけど…どうなの?」
「っ!!」
その言葉にアイリスの肩が少し震えた。
「「ルイン!!」」
その質問にエックスとエイリアが怒る。
「だ、だって気になるし…」
「関係ない、俺にはアイリスがいるからな…その、俺には彼女がいれば充分…だからな」
「ゼ、ゼロ…!!」
「へー、アイリス。私のお兄ちゃんをよろしくね。」
「な、何か意味深に聞こえるんだけど?」
「実際深い意味があるからね、私達はライト博士に挨拶してくるよ」
「ああ、気をつけてな」
取り敢えずソニアを連れてハンターベースに最も近い場所に移動するとライト博士のカプセルが出現した。
『久しぶりじゃのうエックス』
「はい、ライト博士も」
[お祖父ちゃんだ〜]
「お久しぶりですライト博士」
『ルインとソニアも元気そうで何よりじゃ…それからエイリアもよく来てくれたね』
「は、はい」
「あ、これは心ばかりですけど」
『おお、これはご丁寧に』
お茶菓子のプログラムデータをインストールされたライト博士は確かにお茶菓子の詰め合わせを受け取った。
[美味しそー]
「こらソニア!!それはライト博士へのお土産なんだから、めっ!!」
[ぶーーーっ!!]
『はっはっはっ、構わないよ。ソニア、後で一緒に食べよう』
[わーい♪]
「すみませんライト博士」
『子供は元気が一番じゃ、食欲旺盛なのも元気である証拠じゃよ』
頭を下げるルインにライト博士は朗らかに笑う。
「ありがとうございますライト博士」
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