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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第92話:Final Weapon
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従うレプリロイド共を排除し、レプリロイドだけの理想国家を創るまではな」
「とうとうレプリロイドにまでその矛先を向けたか…かつては最強のイレギュラーハンターと呼ばれた男も堕ちるとこまで堕ちたな」
「イレギュラーか…まあ、否定はせんが…貴様も私と同じ同胞なのだぞ?」
「同胞だと…?とうとう敵味方の区別も付かなくなったか」
忌々しげにシグマを睨むゼロだが、しかしシグマはゼロの言葉など気にせずに笑う。
「フハハハハハハハ…戯言をほざいているのは貴様ではないかゼロ。」
そう言ってゼロの眼前に現れたイレギュラーはその漆黒のフードを取り払いその姿をゼロへと向ける。
かつてエックスに刻み付けられた両目を縦に裂くような傷は幾度甦ろうが決して消えはしない。
シグマがゼロを嘲るように冷笑を浮かべていた。
「教えてやろうゼロよ。貴様の正体を!!あれはまだ私が17部隊の隊長であった時の話だ。」
まだエックスがイレギュラーハンターに所属しておらず、ルインもまだ転生していなかった時である。
とある研究施設跡にイレギュラーが発生した。
イレギュラーハンターは当然、発生したイレギュラーを排除するために出撃したが、結果は全て返り討ちにされてしまう。
シグマと同時期にイレギュラーハンターに入隊したガルマですらもイレギュラーの相手にならず惨殺されてしまう。
何とか生き残ったハンターからイレギュラーの特徴を聞いたら、紅と白を基調としたアーマーを身に纏ったレプリロイドで紅い風が吹いたと思ったら仲間が破壊されていたという。
このためにイレギュラーはハンター達の間で“紅いイレギュラー”と呼ばれていた。
事態を重く見た上層部はそこで紅いイレギュラーの対処をさせたのが、当時としては最高の能力を有し、イレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長を務めていたシグマである。
シグマはケインの命令で兄であり、人型のレプリロイドのプロトタイプに当たるアルファを伴って現場に向かった。
尤もアルファは戦闘能力を与えられてはいなかったのでケインへの報告用データの収集が主な任務であったが。
戦いは当初シグマが優勢に思われたが、攻撃を受けても全くダメージを受けないどころか不気味な笑みを浮かべる紅いイレギュラーに対し、シグマは次第に焦りを見せ始める。
Σブレードで攻撃しても引き抜いた鉄パイプで互角の立ち回りをされてしまった。
実は劣勢に見えた紅いイレギュラーは自身に搭載されていたラーニングシステムによりシグマの動きをインプットしていただけであり、インプット完了後、シグマの片腕を引き千切り形勢逆転した。
イレギュラーハンター最強の実力を有していたが故に紅いイレギュラーは一息にシグマを破壊しようとはせずじっく
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