暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第92話:Final Weapon
[5/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
クスを襲うが、エックスは構わずオーラに突っ込み、サードアーマーが爆散した。
「愚かな!!私の究極の技に自ら突っ込むなど…」
サードアーマーの破片を見て嘲笑するディザイアだが、すぐにそれは驚愕に変わる。
「ノヴァストラーーーイクッ!!!」
サードアーマーが崩壊した直後にフォースアーマーを纏い、爆発の勢いを加算したエネルギーを纏った体当たりを繰り出してオーラをぶち破る。
そして全身のエネルギーを拳に一点集中させてディザイアに叩き込み、まともに受けたディザイアは床に叩きつけられた。
ギガクラッシュのエネルギーを全身に集中させたノヴァストライクを更に拳に一点集中させた一撃の直撃には流石のディザイアも耐えられなかったようだ。
「…チェックメイトだ。ディザイア」
拳を下ろしながら倒れ伏しているディザイアに言い放つ。
「馬鹿な…有り得ない…」
「…?」
あの直撃を受けながらまだ生きていることに驚いたが、もうディザイアはまともに動けないだろう。
「私は片割れとは言え究極の力を手に入れたはずなんだ…かつての英雄…ロックマンに等しい力を…」
「ロックマン…?」
それは自分の元ともなった自身の兄とも呼べるロボット。
カーネルとアイリスの誕生経緯を知らないエックスには何故そこで兄の名が出て来るのか分からないため、疑問符を浮かべた。
「ち、力が足りない…もっと力が欲しい…代償が必要ならくれてやる!!私の心も何もかも!!」
「!!?」
ディザイアの体から異常なエネルギーが迸り、凄まじい閃光が部屋に満ちた。
「ギィイイイイャアアアアアアッ!!!!」
「なっ!!?」
それはまるで自分の抱いた理想と正義を見失い、己の犯した罪の重さに押し潰された最後の理性の断末魔のようであった。
この世のものとは思えない断末魔の叫び声にエックスは発生源を見た。
「モット力ヲォォォォォォ!!」
「この声…ディザイア…なのか…!!?」
あれは恐らく元々適合出来ないカーネルのパーツを強引に取り込み、そしてカーネルの力を限界まで引き出した結果だろう。
あのような異形な怪物に成り果てたかつての部下にエックスは彼に抱いた憤りは消え、代わりに激しい悲しみを抱いた。
ディザイアは異形となった両手をエックスに向けると凄まじい数と速度のエネルギー弾をぶつける。
「ぐっ…ええい!!」
レイジングエクスチャージとノヴァストライクを使用したことで疲弊した体に鞭打ちながらブレードでエネルギー弾を斬り裂いた。
斬り裂かれたエネルギーは爆発する。
ショットイレイザーさえあれば消滅させることは出来たが、無い物ねだりしても仕方ない。
エネルギー弾を斬り裂き
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ