第二章
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「ありますよ」
「余計にいいですね」
壮は編集者の言葉に余計に笑顔になった、アニメは一期は一クールだったが二期は二クールとなり三期は三クールと順調に人気が出ていることがわかった。しかも編集者の言う通りにアニメとして映画化したが。
そちらも大人気でだ、彼はまた編集者に打ち合わせの時に言った。
「夢みたいですよ」
「映画の方も人気で」
「はい、本当に夢じゃないですね」
「ではほっぺたを抓ってみては」
編集者はファミレスの真ん中で言う壮に笑って話した。
「そうされては」
「いえ、そうしなくても」
「おわかりですよね」
「はい、現実です」
「そうです、夢じゃないですよ」
「そうですよね」
「それで今度はです」
編集者は壮にさらに話した。
「実写になりますよ」
「実写、ですか」
「はい、実写映画に」
それにというのだ。
「そちらが決定しました」
「今度は実写ですか」
「そうなんです」
「あの、実写って」
その話を聞いてだ、壮は戸惑った。それで編集者に聞き返した。
「僕のあの作品は」
「実写化ですね」
「出来るんですか?凄く独特な外見やファッションのキャラが多くて」
壮はまずはキャラ達のことを話した。
「バトルシーンも派手で」
「空を飛んだり物凄い能力を使いますね」
「そんな作品ですよ」
だからだというのだ。
「それで実写化出来るんですか?」
「今はCGとかがありますし予算もです」
そちらもというのだ。
「凄く出ますから」
「だからですか」
「安心して下さい、必ずです」
「実写映画の方もですか」
「成功しますから」
こう壮に言うのだった、壮は編集者の話を聞いても果たして本当に実写化出来るのか不安だった。そして。
情報を聞いていって余計に不安になった、キャストにしてもだった。
「全くの新人さんですよね」
「主役の人達は全員オーディションで選ばれてますよ」
「あの、ですが」
見ればその主役を演じる俳優陣はというと。オーディションで選ばれたといっても。
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