第91話
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したペテレーネは呆けた声を出して辛そうな表情でシルフィアを見つめ、静かな表情で呟いたエクリアの言葉を聞いてある事が気になって来たエヴリーヌは首を傾げ、レーヴェは静かな表情で呟いてリアンヌを見つめた。
「…………―――いいでしょう。リアンヌ・サンドロッドの自我と一体化した結果”私”―――シルフィア・ルーハンスの生まれ変わりとなった時期は8年前、当時遊撃士であった”剣聖”カシウス・ブライトが指揮を取った各国の軍や警察組織の連携による外道の集団―――”D∴G教団殲滅作戦”の完遂を見届けた時です。」
「!!」
「そんなにも前からリアンヌ様は生まれ変わっておったのか…………」
リアンヌの答えを聞いたデュバリィは目を見開き、リフィアは目を丸くして呟いた。
「8年前のあの件…………という事は少なくても私がマスター達と出会う前ね。」
「私もだ。デュバリィ、お前はどうなのだ?お前が鉄機隊の中で最も早くマスターに見いだされた一番の古株だろう?」
一方当時の事を思い返していたエンネアの後に答えたアイネスはデュバリィに訊ね
「…………私の場合はギリギリではありますが、マスターと出会った時点で既にマスターはシルフィア卿になっていたようですわ。」
「!そうか…………」
「つまり私達は結果的とはいえ、最初からシルフィア卿にお仕えしていたのね…………」
デュバリィの答えを聞いて目を見開いたアイネスは静かな表情で呟き、エンネアは僅かに安堵の表情を浮かべて答えた。そしてデュバリィ達は少しの間黙り込んで互いの顔を見合わせて頷いた後リウイに視線を向けて口を開いた。
「―――”英雄王”―――いえ、リウイ・マーシルン前皇帝陛下。貴方に提案がありますわ。」
「鉄機隊が俺に提案だと?―――一体なんだ。」
「それは…………―――我ら結社の元・鉄機隊をマスター―――リアンヌ・ルーハンス・サンドロッド様直属の騎士としてお仕えする事を許可して頂く事です。」
「対価として先程灰色の騎士達が無力化したそちらの神機―――アイオーンαUを自爆させずにそちらに差し上げますし、今後はメンフィル帝国に仕えるマスターの剣として、そして盾としてメンフィル帝国の戦力となる事をお約束致します。」
「ですがその前に”結社の鉄機隊の最後の意地”を見せる為に、今回この場に現れた”特務部隊”メンバーとの決戦を許可して頂きたいのですわ。」
「な――――――」
「えええええええええええええっ!?鉄機隊が所属を結社からメンフィルに寝返る〜〜〜!?」
「しかもその前にリィン達”特務部隊”と決戦をするとか、意味不明よ…………」
「それ以前に今回このような騒動を起こした貴様らにそのような都合がいい事がまかり通ると思っているのか
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