第91話
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れた程の武人の魂が宿った事で、槍の聖女はその”シルフィア・ルーハンス”という人物の生まれ変わりになっただと!?」
「しかもその人物がメンフィル建国時からリウイ陛下達に仕えていたファーミシルス大将軍閣下達と同じ昔からの忠臣の一人にしてリウイ陛下の側妃の一人にしてシルヴァン皇帝陛下の母君でもあるとは…………」
「それにエステルまでメンフィルの関係者―――それも”英雄王”の側妃達の生まれ変わりだったなんてね…………」
「あの人、ただでさえ”カシウス・ブライト直系の娘にして空の女神の血族”なんていうとんでもない出自なのに、そこに加えて”英雄王”の側妃達の生まれ変わりだとか一体どこまでボク達を驚かせば気がすむの〜〜!?」
「つーか、そんな非常識過ぎるオカルトが実在するなんて、普通に考えてありえねえだろ…………」
「フフ、本物の天使や悪魔どころか神々や魔王まで実在するディル=リフィーナという異世界自体が私達ゼムリア大陸の人々にとっては非常識なのですから、分校長がそのシルフィア卿という人物の転生者という話も今更かと♪」
「クスクス、確かにディル=リフィーナと比べたら分校長の事情も”今更”よね♪」
事情を聞き終えたユーシスは驚きの声を上げ、クルトは信じられない表情で一端ヴァリマール達から降りたリィン達同様アルグレオンから降りたリアンヌを見つめ、サラとミリアムは疲れた表情を浮かべてエステルの顔を思い浮かべ、呆れた表情で呟いたアッシュにミュゼは微笑みながら指摘し、ミュゼの指摘にレンは小悪魔な笑みを浮かべて同意した。
(ア、アハハ…………皆さん、予想通りの反応でしたわね…………)
(ああ…………ただ、鉄機隊の口ぶりからして彼女達も分校長がシルフィア卿の生まれ変わりである事は分校長から聞かされていたようだが…………)
驚いている様子の仲間達を見て苦笑しているセレーネの小声に頷いたリィンは静かな表情でデュバリィ達を見つめた。
「―――それで私から詳しい事情を聞くためにこの場に現れたとの事ですが、一体何を知りたいのですか?」
「単純な話ですわ…………シルフィア卿、貴女は一体いつからマスター―――リアンヌ様からシルフィア・ルーハンスの生まれ変わりになったのですか?」
静かな表情で問いかけたリアンヌの問いかけにデュバリィは決意の表情でリアンヌに訊ねた。
「あ…………」
「確かにシルフィア様の転生した時期によっては彼女達は途中から主を失った事になりますね…………」
「あれ?そういえばシルフィアが転生した時期っていつだっけ?」
「”鋼の聖女”に生まれ変わった事までは俺達も”影の国”で聞いてはいたが、転生した時期までは聞いていなかったが…………」
デュバリィの問いかけを聞いて事情を察
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