第91話
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利を見届けたリフィアは感心した様子で声を上げ
「やったああっ!!」
「アッシュにミュゼもよくやった…………!」
「よかった、これで…………」
「―――ううん、むしろ”ここからが本番”よ。」
リィン達の勝利にユウナ達はそれぞれ喜んでいたが予知能力によってある光景が視えていたゲルドは静かな表情で答え
「え………それは一体どういう…………?」
「―――大方”予知能力”で鉄機隊がこの後すぐに現れ、俺達と対峙する光景が視えたといった所か。」
ゲルドの言葉の意味がわからないペテレーネが不思議そうな表情をしている中既に察しがついたリウイは静かな表情でゲルドに問いかけるとユウナ達はそれぞれ血相を変えた。
「そ、そういえばまだ鉄機隊の方々が残っていましたわよね…………?」
「ええ…………兄様の話によると彼女達はリアンヌ分校長に裁かれる事も覚悟の上でこの地に現れたという事だから、恐らく彼女達にとって最も優先すべき目的はリアンヌ分校長と会う事でしょうし…………」
「―――その通りですわ。」
不安そうな表情で呟いたアルフィンの疑問に頷いたエリゼが推測を口にしたその時、娘の声が辺りに響き渡るとデュバリィ達鉄機隊が転移の魔導具によって姿を現した!
「”鉄機隊”…………!」
「フム…………想定通りやはり、神機の制圧後に現れたか。しかし、今回の”実験”はサザ―ラントやクロスベルの”実験”での流れと若干異なるようだが…………もしかして何か意味があるのかい?」
デュバリィ達の登場に仲間達と共に驚いたサラは警戒の表情で武装を構え、アンゼリカは真剣な表情でデュバリィ達に問いかけた。
「ほう…………”よく気づいた”と本来ならば称賛の言葉をかけるべきかもしれないが…………」
「―――未だ私達を”結社の所属”と判断している時点で、その答えは”的外れ”よ。」
「へ…………」
「その口ぶりだと今の貴女達は”結社”から抜けたように聞こえるが…………」
アンゼリカの推測にアイネスが感心している中、苦笑しながら答えたエンネアの答えを聞いたミリアムは呆け、ガイウスは困惑の表情でデュバリィ達に問いかけた。
「ええ…………ガイウス・ウォーゼルの指摘通り、”今の私達は結社の所属”ではありません。―――正確に言えば先程の”アイオーンTypeαUと灰色の騎士達の戦いが始まった時点で結社の鉄機隊としての私達の役目を終えていますわ。”…………最も、”英雄王”達の加勢に加えてマスターが操縦するその銀色の機体の加勢までは完全に想定外でしたが。」
「何だと…………!?」
「い、一体何の為にそのタイミングで結社からの脱退を…………」
「恐らく事情はリアンヌさん関連なんでしょうけど…………それでしたら何
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