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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第91話
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浮かべてユーシス達を見回し、デュバリィは新旧Z組に対する挑発の言葉を口にし、それを聞いたZ組メンバーを除いたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「あんだと…………!?」

「むっかー!そりゃラウラやフィーはボク達旧Z組じゃ最強コンビだけど、だからと言って二人やサラがいなくてもボク達でも君達と十分渡り合えるよ〜!」

「フン、安い挑発だな。――――――だが、北の猟兵共の”全力”に応えてやったリウイ陛下のように、かのドライケルス大帝が建てた”トールズ”出身として俺達も”鉄機隊の意地”を見せようとする貴様等の本気に応えてやる為に、あえてその挑発に乗ってやる。」

「内戦で何度も戦った鉄機隊との決戦…………リィン達特務部隊だけに任せるのは”筋が通らない”。だからリィン、オレ達も加勢させてもらう…………!」

「及ばずながら自分達新Z組も加勢させて頂きます…………!」

「フフ、私達もブリオニア島でつけられなかった決着をつける権利はありますものね♪」

「うん、それに私達も”Z組”だから、彼女達の全力に応える義務はあるわ。」

「ふふっ、今回は教え子達はあたしの助けを必要としなさそうだし、あたしは高見の見物をさせてもらいましょうか。」

「フッ、では彼女達との因縁が薄い我々もサラ教官と共にリィン君達やZ組のみんなと鉄機隊の決着を見届けましょうか、殿下。」

「ええ、そうですわね。」

「ぬう〜…………こんなことになるのじゃったら、余も特務部隊への参加に申し出るすべきじゃったな…………」

「例え申し出ても幾ら何でもリフィアお姉様の特務部隊への参加はお父様もそうですがシルヴァンお兄様も許可しなかったと思いますよ、リフィアお姉様…………」
デュバリィの挑発に乗ったアッシュとミリアムはデュバリィを睨み、ユーシスは鼻を鳴らした後真剣な表情で答え、ガイウスとクルトはリィンに参戦を申し出、微笑みながら答えたミュゼの答えにゲルドは頷き、その様子を見守っていたサラとアンゼリカ、アルフィンは観戦する事に決め、残念そうな表情で呟いたリフィアにプリネは疲れた表情で答えた。
「ア、アハハ…………何が何だか…………」

「何でもいいからさっさと遊ぼ。前よりは楽しめそうだしね、キャハッ♪」

「やれやれ…………だが、心しておけ―――”星洸陣”を使った鉄機隊はかつての俺の”本気”に迫る程の連携力だ。」

「かつてのレーヴェさんの”本気”に迫る程ですか…………確かにそれならば数の利は活かせないかもしれませんね。」
セレーネは苦笑し、エヴリーヌは無邪気な笑顔を浮かべ、呆れた表情で溜息を吐いた後気を取り直して答えたレーヴェの話を聞いたツーヤは表情を引き締めてデュバリィ達を見つめた。


「フフ
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