第一章
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酔いが醒めてから夫に真っ青になって言った。
「幾ら何でもやり過ぎたわ」
「お兄さんと弟さんのことだな」
「酔っていてね」
そのせいでというのだ。
「海に沈めたわよね、私」
「鉄の箱に入れてな」
「あの二人はあれ位じゃ死なないにしても」
それでもというのだ。
「鉄の箱に入れられても出て来るけれど」
「それはまた強いな」
「物凄く強いのよ、しかもここまでされたら」
「誰だって怒るよ」
このことをだ、チュグルディは眉を曇らせて言った。賢明そうで落ち着いた感じの顔立ちである。着ている服は実にいい。
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