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ポケットモンスター〜翠の少年の物語〜
第三話
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じて疑わなかった。
 その声の主が、他の誰でもない、僕自身に、助けを求めているのだということを。














 ──そしてたどり着いたのは、ちょっとした池の前だった。すぐそこには、隣町であるコトキタウンの入口が見える。
 池の中にも、水タイプのポケモンが沢山住んでいるのだろうが、僕の意識から、池の存在は消え去っていた。
 僕は足を止め、池の前に広がる光景を見て、言葉を失っていた。

「おいっ……一体何が…………っ!?」

 少しして僕に追いついたユウキさんも、僕と同じように言葉を飲む。














 目の前には、全体が白っぽくて緑色の頭をした、小さなポケモンが、全身びしょ濡れな上、傷だらけの姿で倒れていた。













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