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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第91話:Tear
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は対処出来ないと判断してアースクラッシュで迎撃する。
激突した瞬間、2人の真下の地面が陥没し、巨大なクレーターを作り出し、力の拮抗が崩れた瞬間に両者は弾かれるように吹き飛ばされる。
「波動拳!!波動拳!!波動拳!!」
着地と同時に波動を連続で放つドラグーン。
ルインもドラグーンに放った波動にショットを連射して多少、波動の速度を低下させながらかわし続ける。
「はあああ…!!」
ドラグーンは指先に巨大な火球を作り出すとルインに向けて投擲し、ルインはそれを跳躍してかわす。
「………おおおおおおお!!!」
体を固定し、口から大規模の火炎放射を放って来る。
HXアーマーに換装する暇がないルインはショットを真上に放ってその反動で脱出。
そして火炎放射による硬直で動けないドラグーンにアースクラッシュの拳で殴り掛かる。
「アースクラッシュ!!」
「ぬうんっ!!」
アースクラッシュの拳を片手で受け止めるドラグーン。
「なっ!?アースクラッシュを…!!なら!!」
空いている片方の拳にエネルギーを収束させ、ドラグーンに殴りかかるが、それもまたドラグーンに受け止められる。
「………様々なことに囚われていなければ良い拳だ。様々な迷い…特に貴女の“怯え”が拳の冴えを鈍らせておるわ!!天魔巴投げ!!」
「うわっ!?」
「滅殺豪昇竜っ!!!!」
ドラグーンは自身の凄まじい身体能力を活かして本来飛行能力を持たないにも関わらず、空中を疾走してルインに肉薄する。
そして昇竜拳をルインに連続で叩き込み、拳に気を収束させてルインの顔面を殴りながら撃沈した戦艦に落下した。
意識を失う直前、ルインの前に見覚えのある幾つもの手が伸ばされた。
エイリア、ケイン、ゼロ、アイリス…そしてエックス。
エックスの手がルインの手を掴もうとするが、後僅かだけ届かず、ルインはそのまま…。
ドラグーンは撃沈した戦艦から飛び出し、ゆっくりと拳を下ろした。
「渇きに耐えかね、イレギュラーへと身を堕とした我に………天は真の強者を与えはせぬか………自業自得というものか………」
そのままこの場を去ろうとしたドラグーンだが、背後の戦艦から光の柱が立ち上る。
「何だ!?」
光の柱を見遣ると、そこには紅いオーラを身に纏い、バスターをチャージしているルインの姿があった。
この時、意識が遠ざかっていく中、ルインは仲間達との繋がりをこの時僅かに思い出し、本来の心を僅かだけ取り戻していた。
「私は…私は…負けない…負けない…負けない!!イレギュラーなんかに絶対に負けないんだあああああ!!!」
「………ふっ、天は我に…真の強者を与えたかっ!!」
満足そうに笑み
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