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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第88話:Forth Armour
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士は少しの沈黙の後、非常事態の詳細を話した。
『…ルインがわしの元に来たんじゃ、傷だらけの状態でな』
「ルインが!?良かった…生きていてくれたんだ…」
ルインの生存が分かったエックスは安堵の表情を浮かべるが、ライト博士の表情は険しいままだ。
『ルインのあの精神状態では、そうも言ってられんかもしれんぞエックス』
「え?」
『あの子は今、自分を責めておる。仲間を、バッファリオを助けられなかったと言う自責の念があの子を狂わせておる。あのまま、新しく解放した力を振るい続ければあの子に待つのは滅びの未来だけじゃ』
「滅びの…未来…」
『エックス、あの子を救ってあげてくれ。ゼロや仲間達と共に、それが出来るのはお主達だけじゃ』
それだけ伝えるとライト博士のホログラムは消え、カプセルは元の状態に戻った。
「滅びの…未来…か…」
『エックス…エックス、聞こえる?パーツは入手出来た?』
通信が復活したのか、エイリアの声が聞こえ始めた。
「ああ、ライト博士が残りのパーツを渡してくれた」
『本当に?それは良かったわ…良いわねエックス。あなたはあのライト博士の姿をホログラムとは言え間近で見ることが出来て』
「え?何で?」
『あなたは彼がどんな人物なのか知らないの?ライト博士はロボット工学の父とさえ呼ばれた人物なのよ。現時点で残っている功績でもLITマニュアル・デザイン・コンテスト:5年連続優勝、世界技術大賞:金賞受賞 、ノーブル物理学賞受賞 、他、多数受賞していてあの伝説の大学、ローバート工科大学工学部電子工学科を首席で卒業する程の優秀な頭脳の持ち主なのよ!?そんな彼をホログラムとは言え生で見られるなんて…私達科学者からすれば羨ましいことこの上ないわ!!』
「そ、そうなんだ…(ライト博士ってそんな凄い人だったのか…知らなかったなあ)」
エックスからすればライト博士が生みの親であることが分かっていれば良いのでライト博士の経歴はあまり気にしてはいなかった。
エイリアの解説がまだまだ続きそうだと判断したエックスは苦笑を浮かべたが、カプセルが再起動し、再びライト博士のホログラムが出現した。
「あ、ライト博士!?」
『何ですって!?』
『すまん、1つ忘れていた。フォースアーマーには1つの隠し機能があってのう。本来のフォースアーマーは別のアーマーなのじゃが、あまりの性能故にリミッターを組み込んでフォースアーマーにスペックダウンさせておる。これがリミッター解除のプログラムじゃ、エイリアと言ったかな?』
『は、はい!!ライト博士が…あのライト博士が私の名前を…』
科学者であるエイリアからすれば伝説的な科学者であるライト博士は簡単に例えればアイドルみたいな物な
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