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ポケットモンスター〜翠の少年の物語〜
第二話
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はそんなことを聞いてる訳では無いんですよ、と言いたくなったところをぐっと抑える。
 正直な話、僕には同年代の友達なんてものはいない。むしろ軽く虐められてるぐらいだ。理由としては、外で遊ばない上に性格。
 そんなだから、僕自身も同年代の子供にそこそこの苦手意識を持っている。

「あんまり友達のいない奴だったからな……仲良くしてくれると有り難い」
「あ……そ、そうですか…………」

 嫌な予感が倍増してく。
 最早会話が無くなる予感しかしない。
 だけど、一人で捕まえに行く、なんて言う無謀な挑戦はしない、と言うかするべきじゃないのは、周知の事実。多分、センリさんの息子さんなら、その辺りは大丈夫……な、はず、で、あって欲しい。
 僕がそんな淡い期待をしている、そんな時だった。
 ガチャリ、という音とともに両開きの扉が開く。






 

「うーい、親父ー、来たぜー……って、誰?」








 これが、僕の後の親友にして最大のライバルとなる、ユウキ君との出会いだった。

 
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