暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第73話:Counterpart
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の斬撃を受け止める。

「むっ!?」

「トルネードファング!!」

盾で防いで、素早く次の行動に移行するエックス。

チャージトルネードファングでバスターを大型ドリルに変形させるとカーネルに突き出す。

「チッ!!」

しかしカーネルも虚を突かれたとは言え簡単に喰らってくれるはずもなく、サーベルでドリルを受け止める。

「う…おおおお!!!」

「ぬうううう!!!」

力比べの状態になるが、どちらも負けていない。

「凄い、フルアーマー状態のエックスと互角なんて」

「レプリフォースの陸軍士官で最高司令官のジェネラルに次ぐ実力者だからな。あれくらいは出来て当然だ」

力比べでは埒が空かないと判断したエックスは距離を取り、バスターを構えた。

「でやあ!!」

カーネルに向けて放たれるチャージショット。

しかし弾速が遅いためにサーベルで簡単に斬り裂かれて余裕で対処されてしまう。

「この程度で…何!?」

カーネルがエックスの方を向いた時には既にもう1発のチャージショットが放たれていた。

「ダブルチャージだ!!」

時間差で放たれたチャージショットは見事にカーネルに直撃する。

復元されたサードアーマーはクロスチャージショットを放つ機能こそは失ったが、ダブルチャージは放てるために射撃型故に追撃を苦手とするエックスの弱点を多少補える点は変わっていない。

「トライアードサンダー!!」

エックスがチャージトライアードサンダーの拳を地面に叩き付けると電撃が地を走り、カーネルに迫る。

「グランドクラッシュ!!」

対するカーネルもサーベルによる衝撃波を繰り出して反撃すると、電撃と衝撃波が激突し、威力は互角だったのか相殺される。

「凄い、兄さんと互角に戦えるなんて…やっぱりエックスさんは凄いんですね」

「うん、今回の特殊武器を近接戦闘でも扱える物にしてるのもあるんだろうけどね」

「よし、サードアーマーの調子は良さそうね。完全に復元出来なかったのは不満だけどそれでも実戦での投入は問題無さそうだわ」

「生き生きしてるなエイリア…」

科学者であるためか戦闘に出しても問題ない代物が出来て嬉しいのだろう。

普段は知的で物静かな彼女の目が嬉しそうに輝いている。

彼女は普段、如何にも仕事が出来る女性で異性を寄せ付ける雰囲気がないが、こういう表情や微笑を浮かべた時は余程の鈍感でない限り男性なら目を引く程である。

その証拠に周りの男性型のハンター達の視線が釘付けである。

「なあ、相棒。俺はな…第17部隊に配属されて心から良かったと思うよ。女性隊員は少なくてむさ苦しいけど、ルイン副隊長や臨時オペレーターとは言えエイリアさんのレベルは
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ