ハイスクールD×D 斉天大聖
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こうとした男に素早く近づき、首を思い切り蹴る。首がもげてサッカーボールのように飛び、木にぶつかって潰れる。そこでようやく理解したのか、一斉に逃げ出そうとし、連続で放った気弾で爆散していく。それでもオレの気分は晴れない。何もかもを破壊したくなる衝動を抑えられない。ここが朱乃ちゃん達との思い出の場所でなければ気爆破で吹き飛ばしていた。
何より一番問題なのは、オレを覆っているオーラに多少ではあるが緑がかった金色のオーラが混ざっていることだ。この衝動に身を任せたらブロリーのような伝説の超サイヤ人として暴れ続けることになる。普通の超サイヤ人で戦闘力が50倍程度上がると仮定して、今のオレの戦闘力は体感で300ちょい位。それが50倍で1万5000。初期のベジータに近い戦闘力だ。誰も止められないぞ。
くそっ、亀仙流の教えに従って鍛えてるのにサイヤ人には成れても悟空には成れないということか。まあいい、オレはカカロットだ。地球で堕天使に育てられたサイヤ人の下級戦士。それがオレだ。まあ、しっぽだけは引きちぎろう。今すぐに。こいつがサイヤ人の本能に直結してやがるからな。結構痛そうにしてたけど、一体どれぐらいの痛みなのやら。せえのっ!?
「それで、言い訳はあるっスか?」
「何もかもぶっ壊したくなった。しっぽが原因だと思ったから引きちぎった。めちゃくちゃ痛かった」
「めちゃくちゃ痛かったで済む話じゃないッスよ!!出血多量で死ぬ一歩手前だったんスよ!!」
「やったね、パワーアップできた」
実際目が覚めた時点で力が2割ぐらいアップしてる。高効率で回せば
「世界を滅ぼせる、か」
嫌になるぜ。だから、これが正しいかどうかは分からない。それは結果でしか分からないことだ。オレはグリゴリから家出することにした。
家出してから早十数年、1年前の身長と今の身長を比べると80cmぐらいの差がある。サイヤ人の体って不思議だなぁ。そして、この十数年の間に肩書が酷いことになった。悟空は地球育ちのサイヤ人。オレは地球で堕天使に育てられた斉天大聖にして悪魔の婚約者持ちのサイヤ人だ。
簡単に説明すると家出して旅に出たオレは闘戦勝仏のじっちゃんに拾われ、オレの持っていた悩みを真摯に受けとめ、道を示してくれた。どこかの研究馬鹿なのに組織のトップを張っている書類上は父親になるバカよりも立派な人物だった。だから素直にこの人の全てを引き継ぎたいと思った。
この世界での気の扱い方である仙術、考え方としては元気玉の先の技術と言えるものだったそれらや、簡単な術式、棒術、調薬や心構えなどを兄弟子である美猴と共に学んでいたのだが、あいつは斉天大聖を継
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ