第一話 クロスボーンガンダム
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致します」
一泡吹かせた?というに覚えは無いが…どうやらアースノイドである自分に嫌悪感は抱いていない様子で安心した。
これは人によるらしいが、一部のアースノイドはスペースノイドを軽蔑し、一部のスペースノイドはアースノイドを軽蔑している…そうだ。
まぁ、これは残念な事だが、一つ言える事はアースノイドでスペースノイドを見下し軽蔑している人は存在する。俺は、その一部の人物の抱く嫌悪感を理解する事は出来ず、同じ人間なのに何故、そんなにも嫌うのか理解できなかった。
「さて、私は社長室に向かうけど君は?」
「俺も、社長室に…その呼ばれて、その…」
「迷子になって、それ所では無かったと」
「…はい、」
「そんなに落ち込まないの。
ずっと地球に居たのなら無重力に慣れてないのは当然なんだから」
これからこれから、とフォローしてくれるリリアさん。
その優しさに心を救われるが、結構恥ずかしい所を見られた身としてはそろそろ名誉挽回したい所。
「それじゃ、案内するから着いてきて」
リリアさんは俺の手を取り、先へと進んで行く。
「え、ちょ、」
いきなりの唐突な展開。
いや、まぁ、さっきからそんな展開と流れだが、こうも流れ良く進むと歯痒いというか何というか…。
取り敢えずは流れに身を任せろ、という神の啓示か?
待て待て、さっきから流れに身を任せる所か、その流れに救われてないか?
こういう時は、男らしい一面を見せるべき…なのだろうが、無様な回転から吐く寸前の顔まで見られて男らしいもあったもんじゃない。
……やはり、ここは流れに身を任せるしかないか。
「その、何から何まですみません」
再度、改めて謝罪する。
あぁ、この謝罪は一体、今日何度目の謝罪なのだろうか?
昔、誰かに言われ事を思い出す。確か…謝罪はすればする程、重ねる程、価値が下がると…。
謝罪は、その名の通り、罪の過ち詫びる=謝るという事だ。
本来なら何度もする事では無く、その謝りを反省し次に活かすものだと自負している。
…自負していた。いや、自負していたつもりだった。その事を今日改めて思い知った。
「いいのいいの。
困った時はお互い様だから」
気にしない気にしない、リリアさんはまるで気にしていなかった。
なんと心の広い人なのだろうか…こんな人が地球に居ようとは!
あ、ここは地球じゃないから存在してもおかしくないかも?
いや、そういう問題じゃなくて!
心の中でボケとツッコミを繰り返し悪戦苦闘していると。
「さて、着いたよ」
リリアさんは立ち止まり、目の前の扉にカードキーをかざす。
するとコンソールパネルには数字の羅列が表示された。
どうやら、この扉のパスワードのようだが…何故にパスワード式?
「開くよ」
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