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機動戦士クロスボーン・ガンダム・レイス
第一話 クロスボーンガンダム
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 機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト・レイス

 宇宙の幻影、それは確かに存在した『亡霊』の物語。



 あの出来事を、僕は忘れない。
 あの瞬間を、僕は忘れない。
 あの一瞬を、僕は死ぬまで忘れない。

 忘れてやるもんか。例え、死んで幽霊になっても忘れるもんか。








 クロスボーンガンダム。
 本機は、サナリィで開発された通称F97と呼ばれる試作実験機であり宇宙海賊クロスボーン・バンガードで運用されていたガンダムタイプのモビルスーツだ。
 近接戦闘を前提に開発され、機動力は当時の最新型モビルスーツの中でも群を抜いたとされているが…それは二十年も前の話で現在の新型機に何処まで通用するかは定かではない。
 だが、近接戦闘以外にも木星の重力下での運用も想定していたとされているので、その機動力は正に高機動型と言わんばかりの代物たったのだろうと推測する。
 そして、その機体のデータを元に木星帝国が開発したモビルスーツ。
 その名を『アマクサ』ジュピターガンダムとも呼ばれていたらしいが、この機体に関してはデータが少な過ぎて不確定な要素が多い。分かっていることは当時としては大型の18m級の機体であった事と機体性能は、クロスボーンガンダムと同等だったとされている?事くらい。クロスボーンガンダムと比較して機体完成度は七割といった所で機体としては欠陥機だが、機体単機での精度ならクロスボーンガンダムにも劣らない程の出来栄えだったそうだ。

 そして木星帝国は、クロスボーンガンダムのデータとバイオコンピュータの解析を進めていく中で一騎当千をコンセプトとした機体の開発に着手し始めた。
 その名をサウザンドカスタム。一騎当千を前提に開発された七機のモビルスーツだ。
 それぞれの機体が様々なコンセプトで開発されており、戦局を覆す事も可能とされているが…その実態は何かの長所を伸ばし短所を捨てた、ある意味では欠陥機に成り得る出来損ないである。
 そこで開発チームは、敢えて長所だけに特価し短所をカバーできる。または長所を最大限に活かせる人間を探し出しパイロットとして搭乗させた。
 そうする事で、サウザンドカスタムは正に一騎当千と言わんばかりの戦果を挙げるが…ザンスカール帝国との戦争で全てのサウザンドカスタムは失われた。
 一応、補修パーツは残っていたがサウザンドカスタムの戦闘で得られたデータを使ってより強力なモビルスーツの開発を行う事になり、補修パーツは処分される事となった。
 …なのだが、サウザンドカスタムの補修パーツは何らかのアクシデント、トラブルによりジャンク屋、またはサナリィの研究施設、アナハイム・エレクトロニクス社の手に渡り、それぞれのサウザンドカスタムの機体データを漏洩してしまう。
 これにより
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