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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第3話『浸食の波紋』
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にそれ以上のことは出来ないか。」
【CHANGE RIDE-UNIT GUYBER ACTΙ-】
雅はガイバーΙに殖装する。
「
胸部開口砲
(
メガスマッシャー
)
…」
ガイバーΙから放たれる砲撃によって体育館は消滅し、多数のライダーカードが落ちていた。
「次は校舎だな。」
雅は殖装を解除して校舎に進む。
「久しぶりだな、この廊下を歩くのも…」
雅が感傷に浸りながら歩いていると、
「私がいるこの学園で随分と好き放題してくれるじゃないの?」
生徒会の顧問である真儀瑠が現れる。
「これは真儀瑠先生、お元気そうで。」
「おいおい、私の大切な生徒達にあれだけのことをしておいてその態度か?」
真儀瑠は拳の構える。
「あなたが相手なら、手段を変えよう。」
雅はロードスラスターを構える。そして─
「ねえ杉崎、ここなら大丈夫なの?」
既に碧陽のOGとなっているくりむが杉崎に聞く。
「大丈夫ですよ会長。真儀瑠先生もいますから。」
杉崎はくりむをなだめる。すると、生徒会室をノックする音が聞こえる。
「真儀瑠先生でしょうか?」
真冬は質問する。
「多分違うだろ。」
「そうね、真儀瑠先生なら扉を開けずにこの部屋に入ることくらい簡単に出来るもの。」
その質問に深夏と知弦が答える。
「恐らく雅です。会長達は、その窓から逃げる準備を。」
杉崎が指示していると、
「やらせませんよ。」
いつの間にか雅が入ってきていた。
「雅、いつの間に!?」
杉崎達は身構える。
「ディロードの力があれば、ワープくらい余裕だ。」
【KAMEN RIDE-DELOAD-】
「変身。」
雅はディロードに変身する。
「雅、もう逃げ道がないのは解っている。だから、会長達だけでも、見逃してくれないか。」
杉崎はディロードに交渉を持ち込む。
「杉崎…」
「キー君…」
「鍵…」
「杉崎先輩…」
くりむ達は杉崎の心配をする。
「ハーレムを守るのは、主である俺の役目だ。何、心配しないで下さい。上手く何とかして、まt」
【ATTACK RIDE-SHOCK-】
杉崎の言葉を遮るようにディロードはショックのカードを使い、杉崎に高電流を流して杉崎をカードに閉じ込める。
「悪いが、無理な相談だ。」
ディロードはロードスラスターを横に振り、咄嗟に避けた深夏以外のメンバーをカードに封印する。
「会長さん、知弦さん、真冬!」
深夏は叫ぶ。
「あとは一人か。」
ディロードは深夏に近づく。
「雅、よくこんなことが平気な顔して出来るな!?それでも仮面ライダーか!?」
深夏はディロードに殴りかかるが、一般人の拳がディロードを傷つけることなど出来ることもなく、
「碧陽学園生徒会、終了。」
ディロードは深夏を切り裂き、カードに封印する。そして、
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