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Fate / the beelzebub comes.(魔王来たりて)
第7話 赤色交差
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、少しは静かに出来ないものかしら?
って、無理か・・・この学校じゃあね〜・・・

『凛、今少し良いか?急ぎ報告したい事があるのだが。』

『っ!?・・・・ちょっと、アーチャー・・学校では余り念波での会話は控える様に言った筈よ?』
今驚いちゃって、ちょっと変な顔になっちゃったじゃない・・・

心なしか、クラスメートの生暖かい視線が、私に集まっている気がするわ・・・(汗)

『緊急事態だ。他のサーヴァントらしき魔力が此方に近付いてきている。
 傍にマスターらしき人物の姿も確認した。』

っ!?
『それ、本当なの!?』

『ああ、遠距離からだが確認した。剣士風の男と魔術師風の女だ。
 どちらかがサーヴァントであると思われる・・・流石にこの距離では、どちらかは判別が出来なかったがね。』

『・・・貴方から見て、どんな感じなの?勝算はありそう?』

『両者共にサーヴァント並の魔力を保有している様だ。
 正直な所、片方は押さえる事が出来ても、もう片方は君に押さえて貰わなければならない。』

『私次第って事ね・・・』

『そういう事だな。』

『ま、相手の出方しだいで対応していくしかないわね。相手も私がマスターだとは気付いてないかもしれないし・・・
 アーチャー、摂りあえず私は屋上に向かうわ。そこで合流しましょう。』

『了解した。』

私は相席していたクラスメートと別れ、足早に屋上へと向かった。














(アーチャーサイド)

屋上――――

私が敵サーヴァントを監視しつつ屋上に到着した頃には、凛が既に待機していた。

「それでアーチャー、状況に変化はあった?」

「・・・いや、奴等は校庭に侵入してからは敷地の四方をうろついているばかりで、
 此方に気付いている様子は無いな。」

「そう・・・何をしているのかしら・・・・まさか、ここの生徒を襲うつもりなんじゃ・・?」

「いや、それは無いな。」

「・・・なんで断言出来るのよ?」

「先程から奴等の行動を観察していたが、この学校の人間には全くと言っていいほど接触していないからだ。
 魔術の行使も認識の疎外以外の行っていなかった。・・いや、あるいは態と我々に気付かせた(・・・・・・・・・・)のか?」


―――――よく気が付いたな―――――

っ!?
突如背後から発せられた声に、私と凛は咄嗟にその場から飛び退いた。
そして、即座に戦闘体勢を取り背後を振り返る。

振り返った私達の眼前には、全身が赤色な様相の長髪の男と、フードを深く被った魔術師風の女の姿があった。

「・・・行き成り背後から声を掛けるとは、些か作法に欠けると思うのだが?」

「それ
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