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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百七十七話
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んじゃない?」
(一夏君も猫耳が動いてる…)
一夏も姉に構って貰えてご満悦だ。
「なんでスピリタス一気飲みして落ちてないんですか?」
「ああ。俺人間じゃないから」
「?」
「試しにスマホで俺を撮ってみなよ」
クラリッサはスマホを取り出して一夏に向ける。
「あ、あれ…? 教官しか映ってない…?」
「っはっはー。つまりそういうことさ」
「?」
一夏が今度は姿見を指差す。
その中にも一夏は居ない。
「???」
「まだわかんない?」
一夏がテーブルの上に手を翳す。
が、影がない。
「魔法…? IS…?」
「あぁ……そっちの認識か…まぁいいけど。ISではないよ。男が使えるわけないじゃないか」
もそもそとフライドポテトを食べながら一夏が言った。
「あ、姉さんの話聞かせてよ」
「いいですよ」
千冬の顎やら頭やらを器用に撫でつつ、一夏はクラリッサの話を聞いていた。
「………なるほどねぇ」
「いや感想それだけですか」
「姉さんだし、周りの女にキャーキャー言われてるだろうなっては思ってたよ。
姉さんは男より女にモテる女だからね」
その千冬は一夏をだきしめたまま眠っている。
「所で、そんな姉さんを独り占めしているラウラとやらは大丈夫なのか?」
「大丈夫ですよ。ラウラちゃんはマスコットですから」
(マスコット……)
「もしも、もしもラウラちゃんが私を超え、シュヴァルツェア・ハーゼの筆頭に返り咲いたならば、きっと従わない者は隊にはいませんよ」
「ふぅーん……」
「なんせ以前のシュヴァルツェア・ハーゼはラウラちゃんのファンクラ……げふんげふん。ラウラちゃんが頑張ってるのを見て負けられないと頑張ってましたから」
「誤魔化せると思っとんのかお前」
「何の事でしょう?」
「シュヴァルツェア・ハーゼって変態の集まりだったりする?」
「可愛いは正義!」
「あ、もういいわ」
「そうですか。では私はここら辺で」
「晩飯食ってかない?」
「お二人の邪魔はしたくないので」
「あっそ」
クラリッサが出ていき、一夏と千冬だけになる。
「ふぅ……寝よ」
一夏は千冬の腕の中から抜け出すと、千冬を抱えてベッドルームへ。
千冬を寝かせると、その隣に自分も横になる。
「ふにゃぁぁぁぅ……」
そこで千冬がうっすらと目を開ける。
「くゅー…」
一夏をいとおしげにだきしめると、千冬は再び目を閉じた。
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