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約束と予言
第一章
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「そなたの予言がそう伝えたか」
「はい」
 その通りだと言うのだった。
「ですから」
「それでだな」
「はい、この度の戦はです」
「行うべきでないか」
「そうされるべきです」
 こう義兄である王に進言した、しかし。
 予言はそう言っても状況がそれを許さなかった、アルゴスとテーバイの関係は極めて悪化していてだった。
 それでだ、アドラストスはアムピアラオスにまた言った。
「どうしてもだ」
「戦をせずにいらませんか」
「今我が国の誰もがテーバイに怒り狂っている」
「それは私も存じています」
 この国にいる、ならばそれがわからない筈がなかった。
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