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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と回想、I・アイランド編
NO.100 回想《5》 集まる者たち、その2
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久には抜かされても諦めがつくというものであったが、たった一秒でも自身の記録を抜き去っていった轟に思うところがあるのか、すでに突撃をかましていた。

「おいこら! 半分野郎!!」
「爆豪?」

突然の爆豪の登場にも轟は驚くそぶりはせずに、出久達の方へ顔を向けて、

「緑谷達もいるのか」
「おい、てめぇ! 俺を無視すんじゃねー!」

それでなんでいるのかと爆豪が怒りながら尋ねるが、冷静に親父―――エンデヴァーの代わりに来たという轟。
MCがおずおずと『えっと、次のチャレンジャーがいるのですが……』というと爆豪が「次は俺だ! ぜってー抜かしてやる!!」ともうしっちゃかめっちゃかな事になってきていた。
飯田はそれを見て、

「切島くん、止めるぞ! 雄英の恥部をこれ以上世間の目に晒してはいけない!」
「お、おう!」

そう言って飯田と切島が飛び出して行って爆豪を抑えつけていた。
そんな光景を見てメリッサはフフと笑みを浮かべながら、

「あ、ごめんなさい。でも雄英高校って楽しそうなところなんだなって……」

それを聞いた出久含む女性陣は『タシカニ』とまるで他人事のように、しかし恥ずかしそうに頷くしかできないでいたのであった。








…………そんな騒がしい現場とは打って変わって、とある場所では何やらきな臭い事が行われていた。
警備員数名が拘束されていて、顔に傷がある男が、

「ブツは受け取った……予定通りで助かる……。なに? オールマイトがここにいるだと……? いや、大丈夫だ。予定通り事を進めるぞ」

果たして傷の男と会話しているその連絡相手とは一体……?
そしてなにを起こそうとしているのか……。



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