第五章
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海の魔物、獣達とは違う禍々しい雰囲気に満ちた彼等を屠っていく。特に雅美は奮戦し三人が飴を舐めきり別の飴を舐める時にもフォローに入った。
そうしつつ戦っていき遂に火山の周りの魔物達を全て倒すと。
大型の恐竜並の大きさのナックラビーそれも全身が紅蓮に燃え盛っているその魔物が火山から出て来た。魔物は無言だが巨体からは想像も出来ない素早さで四人に向かってきたが。
雅美は魔物を見据えつつ仲間達に冷静に告げた。
「うちが正面引き受けるから」
「それでやね」
「私等は魔物の横や後ろに回って」
「そのうえでやね」
「そや、氷や淡水を浴びせて」
燃え盛る身体から火属性と見た、そしてナックラビーが淡水に極端に弱いことからの言葉だ。
「そうしてダメージ与えていってや」
「わかったな」
「ほなそうして攻めてくわ」
「何かごっつい気持ち悪い奴やけどな」
「そうしていってや」
こう言ってだった。雅美は正面から巨大な燃え盛るナックラビーの相手をして魔物の中尉を自分に集中させて。
仲間達に魔物の弱点と思われる攻撃を行わせた、すると氷や淡水を受けてだった。
魔物は急激に苦しみだした、淡水は大嵐の術の中のものや召喚獣の出す水を淡水にさせて浴びせた。
魔物は体力も極端に失っていき雅美からの攻撃も受けた、そうしてその額に三叉戟を受けて遂にだった。
倒れた、その後には多くの金塊が残り四人はその金塊を回収して戦いは終わった。無論海底火山を操っていた魔物もいなくなり火山の噴火もなくなった。
こうして街は救われた、街を救った四人は祝いに今度は河豚鍋の店に入って酒と一緒に楽しみはじめた。すると。
雅美の手にあるものが出てきた、それはというと。
「わだつみの網や」
「ああ、漁網かいな」
「魚とか捕まえる網か」
「それかいな」
「これを使ったらな」
その網のことをだ、雅美は三人に話した。
「どんな巨大な魔物でも大群でも捕まえられるらしいわ、最大何百メートルにもなって」
「大きくもなってか」
「それで捕まえる」
「それこそ何でもか」
「しかも絶対に破れることはない」
こちらの心配もないというのだ。
「凄いで」
「確かに凄いな」
「雅美ちゃんええ神具手に入ったな」
「それは心強いわ」
「しかも神託を乗り越えてな」
海底火山を噴火させようとしている魔物を倒した、それが神託だったのだ。
「うちは一回り強くなった」
「それはええことやな」
「神具も手に入れて一回り強くなれた」
「まさに万々歳やな」
「ほんまにな、ほな河豚とお酒楽しんで」
そしてと言うのだった。
「その後はや」
「この街と一時のお別れして」
「そしてやな」
「次の場所に行こうな」
「そうしよな、働いたら負けにしても」
と
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