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この素晴らしい世界に文明の鉄槌を! -PUNISHMENT BY SHOVEL ON THIS WONDERFUL WORLD!-
九丁
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ゆんゆんにも渡す。
「なにこれすっごく甘い!」
「はい。お前の分」
めぐみんにも一つ渡す。
「あ、ありがとうございます」
で…。
「おいちょむすけ。お前も食うか?」
「にゃぅ?」
「ほれ」
こめっこがこの間拾ってきた邪神の抜け殻にも渡しておく。
まぁ、お供え物のような物だ。
「ゆんゆん、リーアは?」
「ご飯つくってるよ」
キッチンに行くと、リーアが料理をしていた。
とても似合っている。
「ただいま。リーア」
「おかえりにゃーちゃん。何かいいものは買えた?」
「ああ。チョコレートって菓子を買ってきた」
「お菓子? 薬じゃなくて?」
「ああ」
包みを開け、リーアの口に入れる。
「甘いわね。女、子どもに人気になりそうな味ね」
「だろ?」
「でも甘すぎるわ」
「そう言うと思った」
もう一つ包みを開けて食べさせる。
「あらちょうどいい感じね」
「それはビターチョコレート。苦味が強いやつで、酒にも合うぞ」
「なら今晩はワインでも開けましょうか」
夕食後にワインを開けたのだが…。
「くゅるるる…………」
「お…重い…」
酔っ払ったフェイベルが龍化して、俺の上で寝ている。
二年で大型犬程になったフェイベルに乗られると俺の体格ではきつい…。
「まったく身長伸びてないものね、貴方」
「うるさいぞ…」
仕方ないので、上にフェイベルを乗せたまま寝る事にする。
ゴツゴツした鱗を撫でてやる。
「くゅー…」
「おやすみ、フェイベル」
side out
「何をしてるんですか貴方はー!?」
翌朝、にゃんにゃんはめぐみんの怒号で目を覚ました。
「んー……めぐみん…? どうしたこんな朝っぱらから…」
「どうもこうもありません!」
にゃんにゃんが首を起こす。
「あぁ……そういうことか…」
にゃんにゃんの上に、全裸のフェイベルが寝ていた。
「フェイベル。起きろフェイベル」
「んー……ぱぱぁ…?」
「その場で龍化するか部屋に戻って服を…ぐぇっ…」
にゃんにゃんの上で龍化し二度寝するフェイベル。
「め……めぐみん…たすけて…」
「何をしてるんですか本当に」
「昨日…フェイベルが酔っぱらって…のし掛かられて…」
「起きたら人になっていたと?」
「そういうこと……。とりあえずフェイベル退かしてくれないか?」
めぐみんは全身に魔力を流し、筋力を上げてフェイベルを持ち上げる。
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