猫娘と回想、I・アイランド編
NO.098 回想《3》 デヴィット・シールド
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開いたままなら、まだ“傷”だと個性は認識するだろう。そこにミドリヤさんの与える個性を使い、傷だと誤認させたままで復元してもらうんだ。それならもしかしたら健康な体を取り戻すことも可能なんじゃないか?」
そこまで聞いてオールマイトは目を見開くが、
「しかし、そこまで精密な事をするとしたらどれだけの生命力を消費する事か……」
「生命力の消費……?」
そこで先ほどまで出てこなかった新たなワードにデヴィットは聞き返す。
それでオールマイトはまた説明をする。
他の誰にも話してはいけないよ?と前置きをして、出久とフォウの関係を話していく。
そして出久の中で渦巻いている四万はあるであろう生命力の事も……。
ただ、ここでワン・フォー・オールを出久に譲渡したことも話しておけば後の出来事もどうにかなったかもしれないが……。
「まさか、そんな個性があるだなんて……まだまだ謎だらけだな、個性は」
「緑谷ガールはただただ親友らとともに一緒に歳を取りたいと願っているが、それでも少し後ろめたく感じてしまうんだよ」
「しかし、それならミドリヤさんも快く了承してくれるんじゃないかい? 見た感じオールマイトの事を尊敬しているみたいだし……」
「そうなんだよな。だから尚更だけどな……」
「そうか。まぁ、とりあえず、トシ、君の体の検査をしたい。いいかい?」
「わかった」
それで二人の会話はまだ続く事になっていく。
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