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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
17:武器開発に着手。先人の知恵を生かせるか?
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「…………」
「…………」
俺の手のひらに乗ってる銀を見て、俺もヘイザンも黙ってしまってる。おい、知識を生かせ。
「……お、おお! わ、私待ちか!?」
美人って得だよね。
これが
アホリン
(
ノリン
)
だったら間違いなく毒沼に叩き込まれてるもん。
「リュ、リュカよ……な、何とか銀を加工する事は出来ないか? ほら……噂に聞くビルダー特有の閃きとかで!」
何とかって言われても……
如何するか?
調合壺に粘つく液体と一緒に入れて煮詰めるか?
何か土と一緒に煮込んだ料理を作るピリンと同じ思考になってきたぞ。
リュカSIDE END
(リムルダール)
ザッコSIDE
町の中央付近でケーシーやノリン等の声が聞こえるべ。
如何やらリュカが帰ってきたみたいだ……
きっとオイラ達が皆で考えた武器の事を報告してるに違いねぇべ。
きっとリュカなら凄ぇ武器を作ってくれるべな。
だってリュカは出かける前の少しの時間で、イルマや他の二人の為に木で墓を組み上げてくれたんだから。
オイラは早速リュカから貰った木の墓を町の端にあるキレイな土の場所に設置しただ。
勿論その下にはイルマ等が眠っている……
リュカは女には激甘で男には厳しい奴だけんども、本当は優しい男だと解ってるべ。
イルマ等が狂ってしまいエルさん等に襲いかかったとき、ゲンローワの爺さんに言われ頭を潰して撃退したけんど……
安全になった後でイルマ等の頭を潰した血肉の滴る杖を見つめ、苦しそうな顔をしてた。
きっとリュカも辛かったんだと思うベ。
だってリュカ等はこの地に蔓延する病苦を無くす為に病人を見つけ看病をしてたんだべから。
だからきっと……
リュカはヘルコンドルを倒す武器を作り出し、このリムルダールを救ってくれるべ!
ザッコSIDE END
(リムルダール)
ノリンSIDE
俺達のアイデアを聞いたリュカは、ヘイザンからの漠然とした金属加工技術を何とかしようと、調合壺の方へと向かっていった。
何だかんだ言ってアイツは俺達のアイデアを形に出来るさ!
そう確信を持って俺達は互いに視線を交わして頷き合った。
それから数時間が経ち、リュカが作業部屋から何かを持って出てきた……
馬鹿デカい複雑な作りの物を持って。
間違いない……リリパットが持ってる弓を大きくした様なその形は、対ヘルコンドル用の武器だ。
「これ……使えるかなぁ……?」
だがリュカは自分が作った武器に自信が無い様子だ。
お前が作った物なんだから大丈夫だ……って言おうとしたら。
「リュカさん。ヘルコンドルは空を飛んでます……拠点内に高台を造り、そこに設置した方が良いでしょう」
とミノリが兵士らしく戦い方を指示した。
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