第七章
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「そやからな」
「それでかいな」
「まだ戦うんやね」
「そうするんやね」
「そや、一緒に戦おうな」
瑠璃子は自分が動きを止めたシーサーペントに今度は大嵐の術を浴びせて倒した、そうしてそのまま波止場での戦闘に入った。
瑠璃子は波止場でも戦いだ、遂に波止場のモンスターを全て倒した。既に北と西の戦闘は終わっていてだった。
街は救われた、四人は街を救った英雄として持て囃されたが。
笑ってだ、街の人達に言うのだった。
「いやいや、嬉しいけどな」
「そこまで褒められるのはな」
「ちょっと恥ずかしいわ」
「そやからええで」
こう言ってだ、報酬もギルドで決められた額だけを受け取ってだった。
これ以上街にいては持て囃され続けると思ってだ、街をすぐに去った。するとだった。
瑠璃子の手にあるものが宿った、それはというと。
「うわ、これ凄いな」
「新しい神具やね」
「それ貰ったんやね」
「そうやねんね」
「そやで、これはな」
見ればその神具は三鈷杵だった、その三鈷杵はというと。
「伝教大師さんの三鈷杵やわ」
「あの比叡山の」
「最澄さんか」
「あの人のかいな」
「知力がかなり上がるわ」
持っているとというのだ。
「そうした神具や」
「そうなんやね」
「それで瑠璃子やん強くなったんやね」
「その神具の力で」
「それで神託も適えたから」
モンスター退治がそれだったというのだ。
「そのこともあって」
「強くなった」
「瑠璃子ちゃん自身も」
「そうなったんやね」
「そうなったわ」
実際にというのだ。
「全ての能力が一回りな」
「そうなったんやね」
「ほなその力でやね」
「これからもやね」
「そや、世界を救う為に遊びつつ」
やはり遊びは忘れなかった、これは四人共だった。
「働いてこな」
「そうしよな」
「お金貰ってるんやったら働いたら負けでも」
「世界を救う為にな」
「やってこな」
四人で笑顔で話してだった、そうして次の場所に向かうのだった。いい加減で適当と言われる四人だがやるべきことはやっていた。
モンスター大発生 完
2019・2・22
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