第一章
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モンスター大発生
田辺瑠璃子、林由香、野上紗枝、岡本雅美の四人は瑠璃子の神託で今はアマゾンにいた。正確に言うとアマゾン川流域にある街の一つに滞在していた。
四人はそこでアマゾン川で獲れた魚を料理したものをアマゾンの地酒ビンガの肴にしつつ食べながらお喋りをしていた。
「いやあ、アマゾンとかなあ」
「めっちゃ凄いところに来てるな私等」
「この世界でもダントツの秘境やろ」
「怖い獣とモンスターの群生地やん」
刺身にカルパッチョにフライ、それ唐揚げに天婦羅に焼いたものを食べつつだった。四人で話をしていた。尚生ものは一旦術で徹底的に冷凍して中の虫を殺してしまっているので食べても問題はない。
「そこでの神託とかな」
「私等らしい?」
「働いたら負けやのに働く」
「それがな」
何ともいうのだ。
「うち等やな」
「もっと楽な神託ないんかいな」
「都から大坂までお使いとかな」
「術を使ったらすぐやしな」
こんなことを話していた、そしてだった。
神託を受けている瑠璃子がピラニアのカルパッチョを食べつつ言った。
「それでうち等は四人やな」
「普通は二人一組でってなってるのにな」
瑠璃子に由香が応えた。
「私等はそやな」
「四人でずっと一緒で」
紗枝はビンガを飲みつつ述べた、サトウキビで造った酒はかなり強く一口で酒がかなり回ってくる。
「神託もやってくな」
「まあ二人より四人や」
最後に雅美が言った。
「それでやってこな」
「何か神託が全部アマゾンでとかやったらな」
瑠璃子は笑って仲間達にこうも言った。
「めっちゃ嫌やな」
「怖い獣とモンスターがめっちゃ多くてな」
「しかも密林で疫病も一杯や」
「ここはほんま凄いとこやで」
三人も言うことだった。
「まさに秘境」
「この世界でも世の中で一番危ない場所や」
「並の人やと生きていけん場所やで」
「うち等やと流石に獣やモンスターに負けんけど」
それでもとだ、瑠璃子は今度は鯰のムニエルを食べつつ話した。白身を香辛料で味付けしてオリーブオイルで焼いている。実に美味い。
「疫病にはな」
「あとな、毒持ってる生きもの多いし」
由香はアマゾンにいる淡水生のエイのにこごりを食べつつ言った。にこごりだが醤油は使っていないので黒くはない。
「蛇とか蛙とか」
「サンゴヘビとかヤドクガエルとかな」
紗枝はピラルクの刺身を食べつつ話した。
「あと虫でも多いな」
「正直解毒や麻痺を消す術ないとな」
雅美は鰐の唐揚げを食べている、見れば他にはカワイルカのステーキもある。
「何度死ぬかわからんな」
「あれやな」
瑠璃子は今度はビンガをロックで飲みつつ言った。
「ここは大自然の魔界や」
「ほんま
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