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ーブルを割る事こそ無かったが、ヒビを入れた。
その光るヒビの中には0と1だけがあった。
テーブルの上にシステムエラー表示が現れ、テーブルがポリゴンになって消えた。
「これが心意。サイコミュ等を扱うイメージ操作系を通し、強いイメージをゲームに反映させたんだ」
「す…すごい…」
「このイメージ操作系は運動操作系よりも優先して処理される。
つまり、ブレイクデカールで改窮される前にダメージなどの計算を終わらせる事ができる」
「?」
「簡単に言えば、運営公認のバグ技さ」
リク君の目が変わった。
「どうすれば、習得できますか」
「秘密だ。君にはまだ早い」
「そんな!?」
「心意は強力だ。俺だって今は心意を使える人間が一人でも欲しい。
でも強力すぎる。ゲームバランスが崩れてしまう」
心意は心意でしか防御できない。
心意は心意でしか破れない。
「きっと君は納得できないだろう。対して年の変わらない男に諭されて苛つくだろう。
でもね、心意だけは自分で見つけなきゃいけない。
その後でならいくらでも教えよう。
だから始めの一歩だけは、自分で歩んでくれ」
「…………わかりました」
そうだ、あの話をしておこう。
「GBNの運営は昔心意を封じようとし策を講じたが完全な封印はできなかった。なぜだと思う?」
「システム的な問題ですか?」
「それもあるがね。一番は、心意がガンプラへの愛を原動力にしているからだ」
「愛?」
「そう。世界を書き換えるほど本気になっている証なのさ。心意っていうのは」
それはつまり、この世界で本気になれるほど、ガンプラを愛している証だ。
「だから、ガンプラを愛する君ならそう遠くない内に心意に触れるだろう」
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