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龍天使の羽撃き
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同日午後。

キリトやヴォジャノーイがリアルで通う学校。

の一室。

「うーしそれじゃぁマスダイバー殲滅作戦について話せる分だけ話すぞー」

この場に居るのはヴォジャノーイこと灯俊、カトラスこと葵、キリトこと和人、明日奈、リーファこと直葉、リズベットこと里香、シリカこと珪子、シノンこと詩乃、ユージオ、アリス。

「ねぇちょっと待ちなさいよヴォジャノーイ。訳がわからないわ。明日奈に無理やり連れてこられたのだけど、今から何するのよ? それにこの部屋は何? この学校模型部なんてあったの?」

「ん?何って…マスダイバー殲滅作戦に関しての情報共有。
俺達は連合の主力だからな。
今度有志連合発足式があるがその前に色々決めておきたい」

「……わかったわ」

とシノンが席につく。

「おいブラッキー。なんでシノンさんがこの部屋を知らないんだよ」

「やー。わすれててさ。許してくれよ」

「今度お前が女装してエレリアとデートしたら許す」

「悪趣味だな!?」

キリトを無視してヴォジャノーイこと灯俊が説明を始める。

「マスダイバーを倒さず無力化するため、トリモチを多用する事が決定した。
各々自分の機体と相談してミサイルユニットやランチャーユニットを増設すること。
なにか質問は?」

「いいかな、灯俊君」

「明日菜さんどうぞ」

「私と和人君の機体、近接特化なのだけど……」

「心意の練習はしてる?」

「バッチリよ」

「ゴキブリは?」

「切って売るぞクソカエル」

「大丈夫だな…。ユージオとアリスは?」

「問題ないわ。私もユージオも壁殴りはマスターしたわ」

一瞬アリスがキリトを見やる。

(溜まってるなー、この人も…)

「姉御とシリカちゃんは?」

「どうにかしとくわよ。シリカ、どうするの?」

「えっと…私のはハルートですし…。テールユニットを増設すれば大丈夫です…。
灯俊先輩、作ってもらえますか?」

「キリトに頼んだほうがいいんじゃ…?」

シリカがキリトを見ると、キリトが視線を剃らす。

「このバカに頼んだら無駄な近接装備が大量に引っ付いてくるのよ」

とリズベット。

「OK。俺が作ろう。おいコックローチ、こっちを向けよオイ」

「ちなみに、その時預けたのは私よ。私のケルディムにビームサーベル4本と実体剣が二本と両腕にワイヤークローがついてたわ」

シノンが指鉄砲をキリトに向ける。

「お前純粋射撃機に何してんだよ。バカか」

「ぅぐ…」

はぁ、とヴォジャノーイがため息をつく。

「シノンさん、ケルディムって素組?」

「ええ、そうだけど…」

「たぶん備品のジャンクパーツ
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