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にケルディムサーガがあるからそれからパーツ取っていいよ」
「備品?」
「昔あったGPデュエル部の遺産だよ。明日菜さん、後で案内してあげて」
「はーい」
「なぁなぁ灯俊ー。オレはー?」
ヴォジャノーイの隣に座るカトラスが袖を引っ張る。
「悪いな葵。今回はプレーローマを出す。艦長を頼んだ」
「ちぇー…。どうせロンメルかチャンピオンだろ?」
葵が唇を尖らせる。
「ああ。そのどっちかだ」
「え? 葵先輩が艦長なんですか? 林檎ちゃんと蜜柑ちゃんは?」
とシリカが尋ねる。
「あのバーサーカーは好きに暴れさせるに限る。それにライトニングとヘルメシエルは拡張性が高いうえ速い。今回の作戦には持ってこいだ」
「オレのバエル・ゼブルはー?」
「お前のは一対少数向けだろうが」
「ま、いいや。久々にプレーローマの砲門を開こうか」
一通り話し合いが終わると、灯俊が備品倉庫からプラ板やジャンクパーツを取り出した。
「これがさっき言ってたやつ?」
「いや、これはキリト達が模型部に入ってから買った武装パーツだ。
おいさっきから俺ばっかり喋ってるじゃねーかお前も説明しろよ部長だろうが和人」
シノンへの説明をキリトに押し付けると、ヴォジャノーイはプラ板を弄り始めた。
「シリカちゃん、ハルートある?」
「はい」
シリカがバックからケースを出し、ヴォジャノーイに渡した。
ケースを開けると、異形の機体が顔を見せる。
最終決戦仕様のハルートだ。
MS形態のハルートを巡航形態に変形させると、各部のサイズを計り始めた。
「とりあえずプラ板被せてその上から色々乗せる方向と、3ミリ穴開けるのどっちがいい?
前者は機体を綺麗に保てる、後者は今度から自分でカスタムできるようになるよ」
「えっと…じゃぁ3ミリ穴で」
「OK」
灯俊はニッパーなどの工具を持ってきて、ハルートを分解する。
「あと、プレーローマから出撃するときは巡航形態になるし、ユニットつけてたら変形はほぼできない。それでもいい?」
「はい」
ヴォジャノーイがばらしたパーツの裏からドリルを通す。
「ちょっと灯俊」
「勘弁してよ姉御。俺の専門はミキシングなんだからさ。穴開けないと始まんないんだよ」
「スクラッチくらいやりなさいよ」
「そういうのは姉御みたいにセンスがある奴じゃないと無理なのさ」
そして40分程でハルートへのミサイルユニットの増設が終わった。
「はい。完成」
「意外と速いんですね」
「適当ではないよ? 一応変形できるようにしといたし。
でも近接戦は無理かな。ブースターも増設しようかと思ったけど、元から
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