暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と回想、I・アイランド編
NO.097 回想《2》 メリッサとの出会い
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話

「自慢のヒーロー候補さ!」

それでメリッサは目を輝かせながらも、

「それじゃ将来有望だね。でも、あれ……? そういえば、確か前にテレビで見たことがあるような…………、あ! 例のインゲニウムっていうヒーローの脊髄損傷の傷を治療したっていう!?」
「あ、うん……やっぱり知っているんだ」
「それはもう! 確か出久さんって複数の個性を持っているんだよね? どんなのを持っているの?」

それで出久のヒーロースーツを触りつつ観察していた。

「手袋が指先だけないのは、指関係の個性? あ、靴にもなにか細工があるみたいだね! 猫耳に二つの尻尾……?」
「あわわわわ!」

出久はさすがに女性になったとはいえ、まだまだ女子との付き合いなど慣れないモノであり慌てていた。
そんな出久に気づくこともなくメリッサは触り続けていた。

「出久さんって、どんな個性を主に使うの?」
「超パワーかな。最近は足技も取り入れようと思っているけど……僕の個性ってオールマイトに似ているし」
「マイトおじさまに……それだと、足の方はいいとしてちょっと腕や拳の方を少し改良をした方がいいかもしれないね……」
「すごいね……そんなことも分かるんですか?」
「まぁ、これでも一研究者だからね」

そこでオールマイトが一回咳払いをした後に、

「メリッサ、そろそろ……」
「あ、ごめんなさい。少し夢中になっちゃって……それじゃすぐに向かいましょう! パパが待っています!」

それでメリッサははしゃぎながらも二人の先を進んでいった。
出久とオールマイトはそんなメリッサを微笑ましく思いながらも着いていくのであった。







…………その一方で、とある場所では、

「会場内には問題なく入れた……」

そこには顔に大きく傷がある男がI・アイランドのエキスポ会場をじっと見ていた。
この男が今後、この島で最悪の事を引き起こす事になる……。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ