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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第31話:Feather
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死んでいった仲間に申し訳が立たないんだ…だから俺は最後まで諦めないぞ!!」

オストリーグを吹き飛ばした後、ショットを連射して弾幕を張る。

そして飛行艇を奪ったゼロはオム砂漠に向かっていたが、シグマは追っ手の手配をするどころか気にかけてもいなかった。

「追っ手の手配はよろしいのですね」

「放っておけ、目的地前にガス欠になる。それよりあれの準備は出来ているか?」

サーゲスの問いに対してシグマはゼロは放置することにした。

どうせ時がくれば戻ってくるのだから。

「これでエックスは死ぬ…仮に生き残れたとしても奴を待つのは“生き地獄”と言う訳だ。」

「お見事でございます。シグマ様…」

そして、オム砂漠ではようやく反撃のチャンスを得たエックスが猛攻を仕掛けていた。

「くっ……クェーっ!!」

「まだまだあっ!!」

ショットを連射してオストリーグに反撃のチャンスを与えない。

「(あの目…俺はあの目に無意識のうちに恐れを感じ、攻撃の手を緩めてたのか…恐れ…違う!!)」

「逃げるか!!」

跳躍してかわしたオストリーグだが、着地点にショットを放ってオストリーグを吹き飛ばす。

「(もっと…もっと違う感情だ!!)何だ!!この感情は!?」

オストリーグはエックスに顔を向けると、あることに気付いた。

エックスの目がイーグリードと同じ信念に満ちた輝きを放っていたことに。

「反逆者がイーグリードと同じ目をしている!?だからなのか!!だから俺の攻撃は手緩くなってたと言うのか!!認めん!!友と反逆者が同じ志を持つ目をしているなどとは!!」

次の瞬間に凄まじい地響きが起こり、エックスとオストリーグがバランスを崩した。

「うわっ!?」

「おっ!!」

「「何だ!?」」

震源地である方向を見遣ると、そこから大型ミサイルが姿を現した。

「この大型ミサイルは!?」

「知らんぞ…こんな大型ミサイルがあったなんて…」

「そ、そんなこと言ってる時か!?…え!?何だ!?」

突如、地面が爆発を起こし、エックスは爆発を避けながらも目を見開く。

「基地が勝手に自爆し始めた!?」

「シグマ様の命令なんだなぁ〜」

「「!?」」

声のした方向にエックスとオストリーグが振り返ると、そこには大男のレプリロイドがいた。

「あ、あいつはゼロを連れ去ったイレギュラーだ!!確か名前はバイオレン…」

「オストリーグがぁ、エックスを動けなくしたらぁ、ミサイル発射してぇ、基地を壊すぅ……そしたらエックスとオストリーグは共倒れぇ〜〜〜!!あれ〜〜〜エックスをぉ〜倒した後だったっけぇ〜〜〜そうそう、馬鹿な駝鳥を上手く利用出来たとか言ってたなぁ〜〜〜」
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