暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第29話:Antlion
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ドを破壊した。

「このフットパーツは…?」

『エックスよ…』

「ライト博士!?」

突如聞こえてきたのはライト博士の声で、どうやら彼がエックスにフットパーツを与えて助けてくれたようだ。

『戦いを拒むお前をパワーアップするのは忍びないが……しかし許しておくれ…お前が正しい心を持ち続けていれば、きっとその“力”がお前を導いてくれるじゃろう。そのフットパーツを装着したことで空中でのダッシュ移動…エアダッシュが出来るようになり、機動力が大幅に向上する。これにより今まで進むのが難しかった場所への移動も可能になるはずじゃ。辛いかもしれぬが今は耐えて欲しい…エックス』

ライト博士の説明が終わるのと同時にエックスにメカニロイドの軍勢が迫る。

即座にファーストアーマーに換装するとラッシングバーナーを発射して薙ぎ払う。

「分かっていますライト博士……俺は絶対に道を誤りません。あなたとの約束のために、そして俺の信じる“正義”の名の元に!!」

一方、ゼロの方でも激闘が繰り広げられていた。

セイバーでメカニロイドを薙ぎ払いながら周囲を見回すと溜め息を吐いた。

「全く、俺1人に続々と戦力を投入しやがって。気持ちは分かるがな、そんなに俺が怖いなら甦らせるんじゃない!!」

強化されたことでより強力になったアースクラッシュを炸裂させる。

そしてエックスも巨大爆弾のある場所に辿り着き、発射されそうな爆弾に取り付いて破壊を試みる。

「ここで2発目を発射させてたまるか!!絶対に止めてみせる!!」

チャージショットを放って爆弾を破壊すると、爆弾は大爆発を起こしてエックスは外に弾き飛ばされる。

「くっ!!」

ファーストアーマーを纏っていたことで爆発によるダメージは最小限に抑えられたエックスは閉じていた目を開くと視界に広がる大空に目を奪われる。

「(これは凄いな…青くて、広く。力強さと優しさが感じられる…成る程、空戦に特化したレプリロイドが何より空を飛ぶのを好む理由が分かった気がする)」

そして地面に落下したエックスは清々しいくらいに晴れ渡った青空を見て守ったことに誇らしげな笑みを浮かべたのであった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ