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Knight's & Magic & Carrier 7
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詞の一つ?他にもあるのか?」

「ええ、とはいえまだその機能は搭載されていません。今頃は実験中でしょう。僕はマクロスの完成形を知っていますから予想はつくんです」

メタスを作っている以上、絶対に可変させるはずです。どういう可変機を揃えるのか気になります。まあ、何種類か揃えるでしょう。マルチロール、ファイター、ボンバーは揃えてくるでしょう。それと特殊作戦機、近衛でも別のを揃えるはず。艦と艦載機はセットですからね。

「それよりもマクロスの技術を流用して僕の天・斑鳩を完成させますよ!!」

やはり空戦に必要な技術の習熟度や切り込み方が僕を一回りぐらい上回っています。そしてその技術は幻晶騎士にフィードバックしやすい。なにせマクロスは、超巨大ロボットと捉えることが出来るのですから。巡航形態でも強行形態でも問題なく使える技術で作られているのですから。ロボットに扱えて当然の技術なのですから!!

やはりトールは良い!!僕の好みを分かってくれている。僕なら十全に扱ってくれると分かってマクロスを作ってくれている。ダウンサイジングは行わなければならないですが、それ以外は全て終わらせてくれている。

トールと僕では目指す先が異なる。艦とロボ、そんな違いは些細なものだ。僕とトールの違いは明確な目標があるかどうか。僕はロボットと言うカテゴリーに憧れた。目を心を魂を奪われた。そのロボットの中で一番のものをと思ってしまった。それは終わりのないマラソンだ。トールは何らかの艦、おそらくは宇宙戦艦ヤマトに全てを奪われた。頑なに設計図すらも引かないのは、作ると決めた時点での全てを捧げるため。

遥高みかもしれないが存在する目標と、何処にあるかすら分からない目標。

この差が僕とトールを大きく分けている。はっきりと言えば、人としての壊れ具合は僕がぶっちぎりです。なんせ、そのことを自覚した上で何も感じないのですから。悩んだり、答えを既に出している二人と違って、僕は初めから問題にすらしていない。マッドと呼ばれる部類で間違いないのですよ、僕は。

「さあさあ、しばらくは眠る暇もないですよー」

僕が止まるのは僕が死ぬときだけです。




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